ママチャリ社労士 走る!

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職場のメンタルヘルス、そしてリワーク(職場復帰)について学んできました

2013年05月28日 | おしごと

5月26日イイノホールにて開催された、

シンポジウム「メンタルヘルスとリワーク」

に行ってきました。

↓ 新しいイイノビル、こんなにキレイになってたなんて知らなかったよ

天気の良い日曜の午後、にもかかわらず

500席のイイノホールがほぼ満員でした。

医療関係者、企業の人事担当者、カウンセラー等々と思われる方で

いっぱいでしたよ。

いしい事務所の顧問先でも、

この半年にメンタルが原因で3人の従業員さんが休業や退職をしています。

 

医療系、民間系、公的なリワーク施設の違い等について解説していただきました。

パネルディスカッションでは、様々な受講者からの質問に答えてくれましたが

その中で「どうして企業がリワークを支援しないといけないんだ?!」

という企業の本音ともとれる質問がありました。

 

休職規定を見直した結果、3か月休職したら即退職!にしたよ、という就業規則も見たことあります。

中小企業なら、長期間休んでいる人を抱え続けられないよっ というのが本音でしょう。

私も残された社長や社員さんがすごく苦労しているのを見ていますから、

それについてはすご~く気持ちがわかる一方、

もう少し何とかならなればいいのに・・・という相反する気持ちもあります。

 

シンポジウムの基調講演をなさった山田先生が

「うつは心の風邪、と言います。 38.5℃の熱がある体の風邪と同じと思ってください。

だから気晴らしに外出とか映画とか言われるけど、無理なんです。

38.5℃あったら、パジャマに着替えて休息するでしょう?」

と言ってました。

 

体の病って、糖尿病、がん、胃腸炎、ぎっくり腰・・・・・色々ありますが

自分の不摂生や生活習慣、環境や遺伝、いろんな原因がありますね。

メンタルについても同じだと思います。

自分の考え方のクセ、生活してきた環境、遺伝、

そして周囲の環境(過労やストレス要因)が直接の引き金となるのでしょう。

 

誰もが病気になりえるし、誰もが休職する可能性を持っているはず、なんです。

育児休業、介護休業だって休職です。

今の世の中、

育児だと保険料免除になるから、事業主も育児休職はOK、

でも病気休職とかはダメよ、ということですよね。

弱者を切り捨てていっていいのか? 切り捨てた結果何が残るのか?

切り捨てたら後は福祉にお任せするから、というのでは

結局税金を使うことになり、税金が高くなり・・・・・日本が弱くなる一方ではないかと思うのです。

 

労働人口が少なくなる日本だから、

まずは病気で休まないように「自分」について良く知る、健康についての教育も予防もしっかりする、

育児でも介護でも体の病気でも心の病気でも

休まなければならなくなってしまったらしっかり休んで、

そのあとちゃんと復帰して成果を出せる、そしてお互いさまと言い合える、

そんな日本になったらいいなあと思いました。

 

少し前にアンジェリーナ・ジョリーのガン回避のための乳房切除手術のニュースを聞いたときは

遺伝だからってそこまでする?と思いましたが、

アンジーくらい自分の健康に積極的にならなくちゃいかんかな、とも思い直しましたね。

 

もっとメンタルヘルスとリワークについて知りたい方はこちらのサイトへ

リンクメンタルヘルスとリワーク

 

いしい社会保険労務士事務所

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未来は誰にもわからない、だから「払うのはムダ」とは絶対言ってはいけません。

2013年05月23日 | おしごと

5月22日に厚生労働省から平成25年3月末の国民年金納付率が発表されました。

東京の納付率は54.5%、大阪は48.4%、

最低は沖縄37.7%

最高の島根でも70.7%です。

 

納付していないだけでなく、免除や猶予の申請もしていない人がたくさんいる、

ということですが、本当に払わなくて大丈夫?と言いたいです。

制度を良く知らないから支払わない、というケースもありますが

実は制度を良く知っているから陥る落とし穴もある、ということに先日ぶち当たりました。

 

今月初め68歳男性の方の年金相談を承りました。

30年以上何にも払ってないよ、とのことで定期便はもちろん年金手帳すらありませんから

基礎年金番号からしてわかりません。

渋るご本人にしつこくしつこくインタビューして、職歴や引っ越し歴を聞き

名前と生年月日から4つの記録を探し出してもらいました。

で、出てきたのが

厚生年金3か所で合計2年11か月

国民年金1か所で3年

合計5年11カ月でした。

現在の法律では25年の納付期間がないと受給できませんが

27年10月からは納付期間10年で受給できるようになります。

そして27年9月までは10年間さかのぼって未納分を納付することができます。

くだんの男性は5月生まれで68歳になったばかり、

10年さかのぼれば58歳のお誕生月5月~60歳前の4月分までぴったり2年分納付できます。

受給権がないので、5月中に手続きすれば68歳お誕生月5月から70歳前の4月までぴったり2年分任意加入できます。

両方合わせてぴったり4年間(48か月)納付できるのですが、

しかし既にある記録は・・・・・5年11カ月。

頑張って足しても9年11か月にしかならないのです

たった1か月・・・足りないだけで・・・もう受給権まったくなしなんです。

ああ、せめてもう1、2カ月早く相談できていれば・・・・。

 

実はこの方、15年くらい前に一度引っ越し先の国民年金窓口で納付の手続きをしようとしたそうですが、

窓口担当者に

「あ~、この月数じゃどうせもらえないですよ、納付しても無駄になっちゃう」

と言われ、それを聞いてからは「もう納めなくていいや」と思ってきたそうです。

 

その当時の法律では、確かに25年納付は無理だったのかもしれません。

窓口担当者は親切なつもりで言ってくれたのかもしれません。

でも法律は将来変わる可能性があります、

将来もしかしたら障害を負うことだってあったかもしれません、

担当者や相談を受ける人は、ちょっと知識があったとしても、あらゆる可能性を考慮したら

「ムダだからやらなくていい」「こっちのほうが得」だなんて絶対絶対言ってはいけませんね。

 

だから

どうせもらえないから、と未納している方々は、本当にもらえないかどうか確認してください

お金がないから払わないと思っている方々、免除にも何種類もあるんですよ

ただ未納にしておくのと免除・猶予申請をしているのとは雲泥の差なんです。

 

どうか将来の自分の権利を簡単に放棄しないで下さいね。

 

いしい社会保険労務士事務所

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素直にありがとうって言えなくてごめんね

2013年05月13日 | 日記

 5月12日日曜日は母の日でした。

本日のタイトルは、

自分が母に「ありがとう」を言う、のではなく

娘たちが「ママへ」私にいろいろプレゼントをくれたのに

ありがとうってすぐ言えなかったのがごめんね、です。

 

前の日に子供たちの衣替えについて夫と大げんか

久しぶりにブチ切れました・・・。

(部屋中に子供たちの洋服を広げていたとはいえ、衣替えは必須!

なのにゴルフの練習なんぞに行ってたヒトから

「ちょっと目を離すとすぐこんなこと始める(薄ら笑い)」

と言われたらおこるでしょ~

 

で、機嫌悪いまま母の日を迎えてしまい、

朝遅く起きてきた娘たちが「ママ~、ちょっと見て、これどうぞ」

とプレゼントを出してくれたというのに

機嫌悪い声のまま「ありがとっ!早く着替えなさいっ!」

と言ってしまいました

おねえが前の週の水曜日に、

お友達のおうちで何時間もかけて作ってくれたデコチョコ、

もったいなくて食べられないよ~。

おちびが幼稚園でつくってきたカレンダー&その場でちょこちょこっと描いた鉛筆画、

とてもとても素敵だよ!!

遅くなったけど本当にありがとう とっても意地悪なママなのに優しい子供たちでうれしいです。

ブログに書いておけばず~っと残るからね。

そしてお父ちゃんが意地悪なことを言ったことも残してやる~。

そっちの件はまだ怒ってるんだからねっ

 

                 

 

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