前回、調布市男女共同参画推進センター主催(調布市商工会後援)の
藻谷浩介氏の講演会のご案内をしました。
就活生や就活生の親に、なんて偉そうに書きましたが、
この数年、特にこの数カ月、色々な方に会ったり、コラムや書籍を読んで
「今までの働き方じゃ~だめかも。」と思うことが、実は多々ありました。
講演会宣伝ついでに、イシイの参考図書をご紹介します。
まずは、
1.日経新聞電子版コラム(2013年9月~12月)
NPO法人フローレンスの駒崎弘樹代表の「僕たちはどう働くか」(全7回)
大きく変わる社会、多様化する価値観の中で、どんな仕事を選び、どのように働いていけばよいのか。
駒崎氏は、社会学者の古市憲寿氏の著書を引用し、
若者の留学数が減っていて内向きだ、という意見に疑問を呈しています。
「古市くんによると、確かに日本人の海外留学者数は04年の8万3000人をピークに毎年減り続け、
08年には23%少ない6万7000人にまで下がっています。しかし母数である日本の若者人口も、
この間に減少しているのです。
留学生が多いと推測される20代の人口は、1996年から2010年にかけて3割近く減少している。
留学適齢人口あたりの留学生数という「留学者率」で考えてみると、
留学生の数はいまだに過去最高水準という見方ができてしまうのです。
その割合は、バブル期の2倍以上(!)です。
データ上では、「内向きだ」と嘆くおっさんたちの世代よりも、ずっと海外に留学していることになります。」
読むと若者へのエール満載、明日への元気をもらえそうですよ。
2.「「新しい働き方」ができる人の時代」(セス・ゴーディン著 三笠書房)
2011年7月初版なので、2年以上も前の本です。
購入したのが2011年秋だったのでやはり2年前に読みましたが、
その後 何度も読み返している不思議な本です。
訳者の神田正典氏が「監訳者のことば」に書いていますが、
「(前略)この本の怖いところは、深いところであなたに変化を及ぼしてくることだ。
その証拠に、本書は読み終わっても、そのまま本棚に埋もれる本ではない。
なぜか心の襞に引っ掛かり、そして再度ページが開かれる。そうしているうちに彼の言葉は
あなたの身体に徐々に浸透し、世の中に対する見方を根本的に変えてしまう。
気づいたときには、アーティストであるというセルフイメージに変わり、アーティストとしての行動が
自然に始まる。」
さて、「アーティスト」とは? それは読んでのお楽しみです
3.「稼ぐ力~「仕事がなくなる時代」の新しい働き方」(大前研一著 小学館)
こちらは2013年9月初版の比較的新しい本です。
内容的には2.に近いです。
2年前に、「新しい働き方」を世に出したセス・ゴードンは、元Yahoo!副社長ですので
米国の新しい動きがようやく日本にも浸透してきて、
大前さんが警告の書を出したのか?という気がします。
セス・ゴードンの本は、どこかよその国の話しっぽく聞こえますが、
大前氏は日米両方がわかっているので、読んでいてより身近に感じられます。
ああ、紙面が足りなくなってきた
次回は私が身近に感じた「新しい働き方」の様々な事柄を書いていきますね。