The Research & Investment Company. ICT市場の調査分析・投資 by ICT総研
ICT総研
経営戦略とITの賞味期限
世界経済が完全にリセッションに入った。ウォール街の大手証券会社が破綻するなど誰が予測できただろうか。短期間であれ予測は難しい作業だ。長期になれば、なおさらである。
フォーチュングローバル500の経営戦略の有効期間は、平均で4~5年であるという。後半が収穫期+移行期とすれば、2.5年で新しい戦略を出していく必要がある。2~3年後の姿を描くのがスタイルだ。
いけそうだと思ったプロジェクトをどんどん進めていく必要がある。このようなスピーディな経営戦略のサイクルにITはどのように対応すればよいのだろうか。経営戦略にフィットしたシステムが求められるのは当然だ。変化する部分と変化しない部分を大きくグルーピングできるだろう。
いかに世の中が変わっても変わらない部分というものがある。問題は変化する部分である。従来型のITを固定資本として長期間にわたり償却していくというスタイルは無効だ。そこで登場するのがクラウドコンピューティングである。もし、ビジネスがうまくいかなくて撤退する事態になったとしても、ITの廃棄は容易で損失も最小限に抑えることができる。
フォーチュングローバル500の経営戦略の有効期間は、平均で4~5年であるという。後半が収穫期+移行期とすれば、2.5年で新しい戦略を出していく必要がある。2~3年後の姿を描くのがスタイルだ。
いけそうだと思ったプロジェクトをどんどん進めていく必要がある。このようなスピーディな経営戦略のサイクルにITはどのように対応すればよいのだろうか。経営戦略にフィットしたシステムが求められるのは当然だ。変化する部分と変化しない部分を大きくグルーピングできるだろう。
いかに世の中が変わっても変わらない部分というものがある。問題は変化する部分である。従来型のITを固定資本として長期間にわたり償却していくというスタイルは無効だ。そこで登場するのがクラウドコンピューティングである。もし、ビジネスがうまくいかなくて撤退する事態になったとしても、ITの廃棄は容易で損失も最小限に抑えることができる。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
トップ商社が熱い視線を注ぐIT市場
2008年5月、三菱商事と投資ファンドRHJインターナショナルは、ITコンサルティング会社シグマクシスを設立し、事業を始めたと発表した。三菱商事は、これに先立つ4月には、野村総研(NRI)と中国におけるITサービス事業でのアライアンスを発表したばかりであった。三菱商事が、IT産業を重点戦略分野と位置づけていることがうかがえる。
世界IT市場は、拡大基調が続いている。米ITリサーチ会社ガートナーによると、2008年における世界のIT支出は、前年比8%増になる見通しである。2009年以降も、市場の成長率はゆるやかになるものの拡大を続けると予測している。
マーケットサイズ、市場の成長率などIT市場は魅力的な産業である。これは、商社の投資案件に対する厳しい審査プロセスをクリアしたことからも裏付けられる。
ITコンサルティング会社シグマクシスは、5年後に従業員2,000人で売上げ400億を目指す。これは、現在のIBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)とほぼ同じ業容である。そして、奇しくもシグマクシスのCEOは、元IBMビジネスコンサルティングサービス社長の倉重氏であった。
世界IT市場は、拡大基調が続いている。米ITリサーチ会社ガートナーによると、2008年における世界のIT支出は、前年比8%増になる見通しである。2009年以降も、市場の成長率はゆるやかになるものの拡大を続けると予測している。
マーケットサイズ、市場の成長率などIT市場は魅力的な産業である。これは、商社の投資案件に対する厳しい審査プロセスをクリアしたことからも裏付けられる。
ITコンサルティング会社シグマクシスは、5年後に従業員2,000人で売上げ400億を目指す。これは、現在のIBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)とほぼ同じ業容である。そして、奇しくもシグマクシスのCEOは、元IBMビジネスコンサルティングサービス社長の倉重氏であった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )