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『ウェブ時代をゆく』のメッセージ

『ウェブ時代をゆく』(梅田望夫著)を読了した。ウェブ時代をどう生き抜いていくべきかというのが、メッセージである。この本を読んでいて、ある種の単調さを感じた。おそらく、リアルとネット、高速道路とけものみち、大組織と小組織といった対立概念を軸に本が書かれているためであろう。

だが、本当にそうなのだろうかというのが、思いだ。実際、ネットもリアルにつながっているのであり、リアルもネットにつながっている。大会社(大組織)はM&Aでベンチャー(小組織)を取り込んでいる。そういう意味で、境界はそれほど明確でなくなってきているのではないか。ネットやM&Aといった手法がこなれてきて、うまく融合してきたからといえる。新しいもの(ネットなど)は当初は、古いものになかなか溶け込まないものだ。だが、時がたつにつれ、受容されていく。

逆に、そういう対立概念をあまり意識せず、なにがやりたいのかを考えることが重要だ。ネット、リアル、大組織・・・・・・は、結果としてついてくるものに過ぎない。
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コメント
 
 
 
私もこの本を読みました。 (YO-SHI)
2008-09-09 13:44:35
こんにちは、YO-SHIといいます。読書ブログやってます。

この本を私もしばらく前に読みました。
確かに単調さは感じますね。
私は、著者の強い楽観主義もその要因の1つになっているように感じました。
適性とやる気があれば道は必ず開かれる、というメッセージをずぅっと伝えていて、一本調子になっているのではないでしょうか?
もちろん、著者は確信犯で、わざとその論調を貫いているわけですが。
 
 
 
コメントありがとうございます。 (ictri)
2008-09-12 07:02:08
なるほどですね。
あんなことを書きましたが、梅田さんの生き方はとても好きです。
 
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