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中国市場の本質 by ICT総研

規模と成長性の観点から、中国市場が魅力的であることは論をまたない。
しかし、他のリージョンとの大きな違いが一つある。何か?

共通するのは中国ベンダーの圧倒的な強さだ。たとえば、スマホと薄型テレビのベンダーシェアをみれば明白だ。

積極果敢に攻めたいところだが、中国特有の市場構造を見誤ると大火傷しかねない。
思ったほど楽な市場ではない。

▼仮説
・中国メーカーは、中国人の嗜好に合った製品を提供している
・中国人が国産メーカーに愛着を持っている
・グローバルモデルが受け入れられにくい土壌がある
・中国政府による国産メーカーに対する保護政策がある
・流通構造が中国メーカーに有利


■2013Q2 中国スマートフォン市場 台数シェア(%)
サムスン(韓)  18.4
レノボ(中)    12.5
クールパッド(中)10.0
華為(中)     9.4
中興(中)     5.4
天語(中)     4.7
オッポ(中)    3.7
アップル(米)   3.5
金立(中)     3.3
小米(中)     2.5

Source: Enfodesk, Analysys International


■2013Q2 中国薄型TV市場 台数シェア(%)
海信[ハイセンス](中)  17.7
創維[スカイワース](中) 16.1
康佳[コンカ](中     15.3
TCL(中)         11.0
サムスン(韓)      6.0
シャープ(日)      5.6
ハイアール(中)     5.3
ソニー(日)       4.8
三洋(日)        4.3

Source: Enfodesk, Analysys International
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