自分の置かれている状況に対して、「足かせを外したい」「育児から解放されたい」、あるいは「自己をもっと主張したい」などの言葉で表現される反応は、実は多くの場合、より深い依存性を暗に示している。
それは、他人の欠点に対して過剰反応し、自分の力でコントロールできない周りの人や状況に対して被害者意識を持ってしまう依存症なのである。
この依存症は、外的なものではなく内的なものであるから、個人が成長しない限り、そこから逃げることはできない。
:スティーブン・R・コヴィー 「7つの習慣名言集」
人間以外の動物は、生まれて間もなく自立できる力をつける。
さもなければ生きていけない。
極論すると人間は依存しないと生きていけない。
人間が成長するということは、生きる力を身につけることに加えて依存性を少なくすることである。
依存性は神が人間に与えたものである。
人間にできることは、依存性を生かすことである。
人間力(ジンカンリョク)を機能させる力を身につけることは、相互依存する力を身につけるということである。
人間は相互依存することで地球の覇者となった。