昨日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・人間社会において、明らかに矛盾した2つの考え方が両立して存在しているにもかかわらず、誰も疑問を持たないというのは、すごい状況なのかもしれない。そして、ここで陥る罠は矛盾する2つのものを両立させて、両方で100点を取れるような意思決定が存在するかのような幻想を抱いたまま大人になってしまうことである。
・多数決は、少数意見を全て無視する意思決定の仕方である。
・決め方を決めるという議論は、大昔から行われてきたことである。決め方の決め方をざっくりまとめると、1.全員で投票する(多数決)。2.代表の中で多数決をする。3.独裁する。の3つしかない。
・良くも悪くも人間社会を大きく塗り替えてきたのは、独裁者たちの超ワンマンプレーによるわがまま行為である。秦の始皇帝やナポレオンも、超ワンマンプレーをしていた。しかし、カリスマ的なリーダーがいなくなった後に、同じように革新と改革を続けることはできない。
・現在のような硬直化した社会は、大きな動きが起きやすい構造になっている。
・集団でなにかをするということは、ガッカリする人が現れる。ガッカリさせる原因は「皆による多数決」「代表者による多数決」「たったひとりの独裁」であり、この3パターンのどれかが、人を傷つけつつも人の集団社会を前に進める。
・意思決定の基準は「論理で考えるのか」「『道徳=見えない力』で考えるのか」の2つである。
・全ての少数意見に配慮してオペレーションするのはコストがかかる。
・自分が今置かれている状況におけるシンプルな原理原則を分かっていない人が多い。9割の社会人は会社という場所で働いているのに「ピラミッド組織はどのようなものなのか」「どのようにすれば、ピラミッド組織を効率的に運営できるのか?」という、シンプルな前提条件を理解できていない。
・自分の中の原則に立ち戻って決断をするべきである。「シンプルに考えることを重視しよう」という背景には「そもそもに立ち返ってみましょう」という意図がある。シンプルな原則に立ち返り、嫌われる勇気を持って決断すべきである。決めるというのは、誰かを傷つけるということである。そもそも、生きているだけで人は誰かを傷つけている。それが決断をするということである。なにをしても人をきずつけてしまうのであれば、自己満足であっても他者に貢献する人生にしよう。傷つけることを恐れている限り、誰かの役に立つことはできない。すなわち、幸せを感じることはできない。
・シンプルに生きるとは誰かを傷つけることであり、誰かを傷つけるとは誰かに貢献することであり、幸せを感じる条件である。