今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・エンターテインメントを理解することは人生を理解するに等しい。
・エンタメが解決している問題を一言で言うと、不安の解消である。人間は常に不安を抱えている。
・人類という種自体が、不安を感じられないと生き残ることができなかった。常に不安を感じているからこそ、いち早く危機を察知して行動することができて結果的に生き残ることができた。私たちは、不安がなければ存在できなかったはずである。
・私たちは生きている中で生まれる多様な不安からさまざまな方法で逃れようとする。人生における不安や悩み、イライラ、恐怖というネガティブな感情を最も効率良く消してくれるものがエンタメであり、私たちは不安をなくしてくれるものに夢中になる。
・人間は、なにかひとつのことに集中しているときは不安を感じることができない。だから皆、夢中になることを求めている。そして、夢中になる方法がたくさんある中で、最も効率良く短期的に夢中を作り出すことができるものがエンターテインメントであるが、基本的にエンタメは持続可能ではない。
【夢中にさせるエンターテインメントを作る6つの法則】
1.存在肯定の法則:自分の価値が肯定されるもの
・エンターテインメントはその人が体験したことや時間を費やしてきたものの延長線上にしか生まれない。
2.直感的理解の法則:簡単にすぐに夢中になれるもの
・仕事やスポーツで夢中になることの問題点は、すぐには夢中になれないことである。人々がエンタメに求めるのは速さである。
3.レベルアップの法則:沼るもの
・人は、より自分が前に進んでいる実感があるとやめたくなくなる。レベルアップを実感させるためには、明確な指標があることが重要である。難し過ぎない適切な難易度があることで、達成の喜びを味わえる。
4.コミュニティの法則:誰かと一緒にできるもの
・映画館は一人で行くよりも、体験を共有できる複数人で行く人のほうが多い。一緒に同じ体験をしたり同じ時間を過ごしたりすることで、人は不安を解消することができる。
5.創意工夫余地の法則:創意工夫できるもの
・単に決められたことをやるよりも、創意工夫できたほうがよりハマる。自分の創意工夫が認められることは気持ち良い。創意工夫の余地がどれだけあるかが大事である。
6.世界観の法則:1~5までの全てを包み込む世界観があるもの
・この作り込みによって、人はもうひとつの世界を生きることができるようになる。よって、この作り込みが中途半端だと没頭することができない。
・人生そのものをエンタメにしよう!人は、なにもしていないと不安に襲われる。自分の人生の中で、目に映る景色や聴こえる音など五感で感じる全ての情報をいかにエンタメ化していくかである。仕事やプライベート、趣味、家族関係などの全てをエンタメ化させていくためには一体どうすれば良いか?それは、妥協しないことである。「もうこれで良いや」と思わないこととも言える。「もっと良くできる。もっと夢中になれる」というように高みを目指し続けるべきである。
・人生において、どれだけ夢中になっている状態をキープすることができるのかが重要である。これはいきなり今この瞬間に決めて「全部に夢中だ!」となるものではない。少しずつコツコツとした努力で積み上げて、全てに夢中になれるようにしていくべきである。その歩みを止めてはいけない。いきなり変えることはできないが、常に夢中で生きる人生の一歩目は誰もが今日この瞬間から始めることができる。