今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・「美」には2つの軸がある。ひとつの軸は、シンプルか複雑か。もうひとつの軸は、熱量が高いか低いか。
・私たちが夢中になってしまうような熱量を持つコンテンツは複雑で分かりにくい。シンプルで分かりやすいものは美しいと感じて支持される一方で、熱狂的にはなりづらい。
・これからの時代はマスとニッチの二極化になる。言い換えると、シンプルと複雑の二極化である。シンプルで普遍的なものを自分のライフスタイルのパーツとして用いて、ニッチなコンテンツで自己表現をしたり自分の生き方を体現したりしていくことがどんどん進んでいく。
・シンプルさを追求するためには、そもそも論が必要である。テクノロジーによる時代の変化の波に乗ることなど、大きな社会変化が起きるタイミングでなければシンプルを再構築するチャンスはなかなかない。
・シンプルを理解するにはそもそもを考えなければならない。そもそもを考え続けて初めてシンプルを理解できる。
・「美」を生み出すことは、シンプルさと複雑さのバランスである。尖ったことをやりたいと言っている人も、成功を得ようとするのであればシンプルを考えざるを得ない。「シンプルなところがなにか」というところから、どれだけ壊していくのかを考えなければならない。
・極限までシンプルにすることは複雑にするよりも難しい。シンプルなものには意味がある。
・「美」を生み出すためにやるべき3つのアクションプラン、1.歴史を学ぶ、2.流行っているものをやってみる、3.人間を知る
・人間がポジティブな感情を持つときは、身体に依存している。普遍的でシンプルな「美」とは、人間の身体というなかなか変わらない前提条件から生まれている。「美」を生み出すためには「人間の脳がどのような反応をするものなのか」「なにを好むのか」「人の心理バイアス」など、今分かっている限りの脳の反応の仕方を勉強することが必要である。