そして、権力者が社会を統治していた。
ところが、いつ頃からか個人と社会の間に組織が生まれた。
組織やマネジメントが明確に意識され始めたのは、第一次世界大戦の頃のようだ。
人類の歴史において、個人と社会の時代があまりにも長く続き、自然発生的に組織ができたので、組織についての認識が十分にされていない。
すなわち、マネジメントについての認識も不十分である。
従来の強力な権力者のDNAは、その国のトップと組織長に引き継がれて、絶対権力者的な人物は一部の国を除いてはなくなった。
組織が繁栄するノウハウがマネジメントである。
一昔前は、国の統治者が優れていれば、民衆は幸せになり、統治者が悪ければ、民衆は不幸であった。
今、その構図は、組織長と所属構成員の関係に引き継がれた。
しかし、知識社会、組織社会の到来により、構図は引き継がれても、人としての関係は大きく異なっている。
先進国においては、本当の権力者は民衆となった。
人類が目指すべき未来は、社会が統治者となる世界のような気がする。
それが社会主義の理想だったんだろうか?
組織とマネジメントを駆使して、社会(所属するすべての人)が統治者となる未来を目指したらよいような気がする。
それが目指すべき民主主義のような気がする。
目指すべき民主主義社会の実現は、マネジメントが機能する社会の実現とイコールのような気がする。
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