映画会社に入社前、僕の保証人になってくれた方にあいさつに伺った時のことです。
僕が自己紹介するよりも先に、その方は「出世しようと思ったら、かわいがられなければだめだぞ」と言われたんです。
世間知らずで浅はかだった僕は、「俗にいうゴマをすらなきゃ、だめなんだ。この人、嫌な人だなぁ」と思いました。
ですが、何年もすると、その言葉の真意が分かってきました。
「かわいがってもらう」とは、自分の中にある取り柄を引き出す努力をして、周りの人たちに目をかけてもらうことなんだと。
:小林稔侍 映画「星めぐりの町」で初めて主役を務めた際のインタビューにて
出世したいと思っていたが、出世しようとは思わなかったので出世はしなかった。
願望を必要性にまで昇華できなかった。
苦しいことは多々あったが、自分に正直に生きてきた。
組織内で可能な限りのWILLは出してきた。
これからは、自分に素直に生きていく。
人間力(ジンカンリョク)を機能させて、毎日楽しく生きていく。
今日を楽しく生きていく。