白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo

棋聖戦第1局封じ手予想

2021年01月13日 23時49分44秒 | 囲碁界ニュース等

<本日の一言>
一力遼九段(23)が応氏杯の準決勝に進んでいましたが、残念ながら敗退となりましたね。
第1局、第2局共に優勢の時間が長かったのですが・・・。
応氏杯はプロの公式戦としては世界的にも稀な、秒読みの無い対局です。
その中で、相手が上手くルールを利用して逆転した印象でした。
一力九段も内容は素晴らしかったので、また次のチャンスに期待したいと思います。



皆様こんばんは。
本日、棋聖戦挑戦手合七番勝負が開幕しました!
井山棋聖は初めて棋聖を取って以来8連覇中です。
河野臨挑戦者は4年前と昨年に挑戦しているだけに、三度目の正直を成就させたいところですね。

さて、それでは3か月ぶりの封じ手予想をしたいと思います。
前回は散々な結果だったので、張り切っていきますよ!

1図(打ち掛け局面)
河野挑戦者の黒番です。
黒×と突き抜いている所が目を引きますね。
全体的に、河野挑戦者は力を溜めてパンチを狙っている印象があります。
一方の井山棋聖は、軽くかわして地合いで逃げ切ろうという、所謂「アマシ作戦」を採っているようですね。

さて、黒△と打った所で打ち掛けとなりました。
次の白の手が封じ手です。



2図(封じ手予想)
張り切っておいてなんですが、平凡な白△しか思い付きません
まあ、当たりにはつなぎますよね。
今日は小学校で囲碁を教えたのですが、ひたすら当たりの話をしていました。

封じ手予想はともかく、形勢は互角と言って良いでしょう。
明日の午前中の進行で、今後の流れが決まるかもしれません。
私の勘では細かい寄せ勝負になる気がしますが、どうでしょうか?
明日もぜひご覧ください。
なお、日本棋院ネット対局幽玄の間では平田智也七段が解説しています。



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