皆様こんばんは。
ちょっとバタバタして3日ほどお休みしました。
さて、本日は11/28に行われた幽玄の間選手権第3クール予選から、金秀俊九段(41)-小池芳弘九段(22)戦をご紹介します。
ネタに困ったときは、とりあえず金九段の碁を見てみることが多いです。
大抵何か落ちています(笑)。
1図(実戦)
金九段の黒番です。
白1は黒Aと受けてくださいという手です。
しかし黒も2と打ち、こちらも白Bと受けてくださいと言い返しました。
そして白は3と連打し、黒は4と転戦・・・。
棋士は本当に言うことを聞かない人種ですね
2図(実戦)
さて、特にご紹介したかったのはこの場面です。
白△のノゾキに対して、普通の感覚の人は黒Aと受けるでしょう。
あるいは、受ける前に黒Bを利かし返したいという人もいるでしょうか。
しかし、実戦は・・・。
3図(実戦)
黒△の当て!
この手は説明が難しいのですが、簡単に言えば渡りを見つつ白×のダメ詰まりを狙う手です。
なかなか気付かない手ですが、どうしてもノゾキに受けたくない気持ちによる産物でしょう。
4図(実戦)
白9までと進みました。
白5と切られ、黒×が動けなくなっています。
しかし、黒に先手が渡りましたし、黒Aと打って白×を取る手も残っています。
結果は意外と良い勝負のようです。
面白いものですね。
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