皆様こんばんは。
まずはお知らせがあります。
今月の私は非常に忙しく、ブログに時間を割くことができません。
当分は省エネ進行で進めていきますので、よろしくお願いします。
さて、明日は棋聖戦第4局ですね。
そこで、少し前に行われた、一力八段の対局をご紹介しましょう。
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1図(テーマ図)
賀歳杯での柯潔九段との対局(黒番)です。
白△とツケられた場面では、黒2子を動く黒A~Cあたりが自然な応手に見えますが・・・。
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2図(実戦)
実戦は黒1と抜き、絶好の白2ハネを許しました。
こうなれば黒3と切るしかなく、白4の当てには黒5と当て返し・・・。
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3図(実戦)
このような分かれになりました。
白にポン抜きを許した代わりに白×を取り込む分かれです。
ポン抜き30目という有名な格言がありますが、本図でもポン抜いた白は素晴らしい厚みです。
どちらが気分が良いかと言われたら、白と言う棋士が多いのではないでしょうか?
形勢は別として、あくまで気分の問題ですが・・・。
一力八段も、元来は白を持ちたいタイプだったと思います。
私には入段後数年の一力八段の棋風は手厚い本格派に見えていました。
別の言い方をするなら、いわゆる日本的な碁ですね。
ところが、勝負に勝つために様々な考え方を取り入れ、現在のようなシビアな打ち方をするようになったとみられます。
この変遷は井山棋聖とそっくりだと感じます。
そっくりだからこそ、一歩先を行く井山棋聖に苦戦しているのかもしれません・・・。
しかし、一力八段にも独自の能力があります。
それが生きる展開になれば十分チャンスはあるでしょう。
明日からの戦いに注目しましょう。
まずはお知らせがあります。
今月の私は非常に忙しく、ブログに時間を割くことができません。
当分は省エネ進行で進めていきますので、よろしくお願いします。
さて、明日は棋聖戦第4局ですね。
そこで、少し前に行われた、一力八段の対局をご紹介しましょう。
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1図(テーマ図)
賀歳杯での柯潔九段との対局(黒番)です。
白△とツケられた場面では、黒2子を動く黒A~Cあたりが自然な応手に見えますが・・・。
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2図(実戦)
実戦は黒1と抜き、絶好の白2ハネを許しました。
こうなれば黒3と切るしかなく、白4の当てには黒5と当て返し・・・。
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3図(実戦)
このような分かれになりました。
白にポン抜きを許した代わりに白×を取り込む分かれです。
ポン抜き30目という有名な格言がありますが、本図でもポン抜いた白は素晴らしい厚みです。
どちらが気分が良いかと言われたら、白と言う棋士が多いのではないでしょうか?
形勢は別として、あくまで気分の問題ですが・・・。
一力八段も、元来は白を持ちたいタイプだったと思います。
私には入段後数年の一力八段の棋風は手厚い本格派に見えていました。
別の言い方をするなら、いわゆる日本的な碁ですね。
ところが、勝負に勝つために様々な考え方を取り入れ、現在のようなシビアな打ち方をするようになったとみられます。
この変遷は井山棋聖とそっくりだと感じます。
そっくりだからこそ、一歩先を行く井山棋聖に苦戦しているのかもしれません・・・。
しかし、一力八段にも独自の能力があります。
それが生きる展開になれば十分チャンスはあるでしょう。
明日からの戦いに注目しましょう。