上海には交通カード(中国語発音:ジャオトンカ〜)と呼ばれる、
全ての公共交通とタクシーを含む共通ICチップ搭載カードが存在する。
対応する交通は、
・地下鉄
・バス
・リニアモーターカー
・渡し船
・エアポートリムジンバス
・タクシー
で使うことができます。
特にタクシーで使うことができるのは優れもので、
日本もタクシーが安くなれば対応可能かなとも思います。
何より中国のインフラ代金が安いのは、
生活する上、移動する上、仕事する上での
メリットが拡大しますね。
日本ももっと安くならないかな。。。
【ジャオトンカ〜(上海交通カード)】
便利な作成地点:各地下鉄駅
デポジット:20元
一回30分一元(2016年11月現在16円程度)。
乗りたい時にすぐ乗れるサービス。
その名前を「mobike(モバイク)」と言います。
つい今年2016年春から始まったこのサービス。
瞬く間に中国中に広がり、北京上海広州などで利用できます。
デザインもスタイリッシュで見ると乗ってみたくなります。
車体は非常に堅牢で壊れにくい構造。
タイヤのスポークもデザインとして簡潔になっているし、
タイヤは実はただのゴムの塊でチューブがないのでパンクもしません。
一台製造単価は約1000元(1万6000円)とのことで安物ではないですね。
耐久性を3年と見ているようで1日当たりに割り戻すと1元となりそれが乗車費となっています。
ただ、一台で一日10元を平均して売り上げるようなのでなかなか儲かりそうですね。
使い方はというと、まず前提として中国での電子決済(Alipay, wechat)の登録が必要ですが、
1:mobike appを携帯にダウンロード
2:パスポート写真と共に携帯上でデポジットを収める(約五千円)
3:登録完了後、携帯上でチャージしてすぐに使用可能。
4:乗りたい車両を見つけたら、その自転車QRコードスキャンすると開錠される。
5:乗り終わって鍵をかけると一回の使用が自動終了。
以上です。
登録さえしておけば、ピッとやって乗り終わったらガチャってするだけ。
ハンドルのギアチェンジに見えるやつがこれがベルになってる。
街の中にポロっと置いてあってもパーツが盗まれにくい構造になっています。
創業者の一人はもともと中国版UBERの社長だった人物。
なかなかマーケティング的にも市場を把握していると感じます。
これが中国的と感じる理由は大きくは三つ。
1つ目は、携帯アプリで登録、決済が全て完結すること。
2つ目は、自転車置き場が町中に(もともと)溢れていること。
3つ目として、町中が平らで坂道がほぼ無いこと(特に上海)。
自転車天国の国で生まれた、時代にあった新しいシェアの形「mobike」。
別の「ofo」という別の自転車サービスも既に競合として誕生しています。
今後のさらなる画期的なサービスにも期待したいですね。