日本の会社と仕事していて思うのは、
出勤することへのこだわりと根深い印刷文化だ。
なぜ毎日定時に出勤しなければならないのか。
なぜ会社を構える必要があるのか。
なぜ印刷して会議に臨まなければならないのか。
「いつでも話ができる環境が必要」
「日本の法人は、会社という場所が無いと信用にならない」
「紙があれば、そこに書き込みながら話ができる」
などなど、僕が疑問を呈すると、色々な説明を聞くことができる。
だが、別にそれらは重要な理由ではなく、代用が可能なことばかりだ。
何より経営的に考えるとオフィスを構えることも、印刷代も非常に負担だ。
そして一番厄介なのが出勤で消耗する心身の疲れ。
通勤ラッシュは最も無駄な疲れだと感じる。
日本で出勤して会社で業務することは、交流すること以外に目的は必要ない。
そして簡単な交流であればネット経由でも可能。
集中するスペースはカフェの方が捗って仕事ができるし、
皆が集まってやる必要があればコワーキングスペースで十分だ。
印刷はデータをIpadで見て書き込むことで代用できるし、
データの方が共有にも便利だ。
まだ、ローテクベースが残っているのは、
一番はまだまだ若手が活躍できない環境であることの裏返しではないかと思う。
I.Takashi