最近色々な方と話していてマレーシアの話になる。
海外小売に関わる企業ほど、中国から南下傾向にあり、
マレーシア、インドネシア、ベトナム、カンボジア、ミャンマーへと舵をとる。
製造業は人件費の関係もあり、
いわゆる発展途上のベトナム、カンボジア、ミャンマーなどを中心としているが、
その売り場となるのはもはや先進国の一歩手前のマレーシア、インドネシア、シンガポール。
マレーシアやインドネシア、もちろんシンガポールでは
日本を上回るような熱気とセンスに溢れる場所が多い。
クアラルンプールのおしゃれなカフェ、ジャカルタのルーフトップバーなど、
サービスも味も雰囲気も全く問題なく、そして快適だ。
一度でも足を運んだことがある人は肌で感じることができることだが、
行ったことのない人は、まだまだ田舎臭いイメージを持っている。
上海や北京などの中国の一級都市等も同じ状況で、
日本が先進性で中国はまだその属国的なイメージを持つ人は多い。
日本での中国の報道は未だ持ってネガティブなものも多い中、
来て見て触れてみればすぐわかる全く違う世界を、
実体験なしにイメージで片付けるのは危険だ。
現実世界は自分で体験する他ない、と常々思っている。
I.Takashi