I.Takashi @ NED

商業計画プランナー、リサーチャー、ライター。
海外の街や特別なホテルの情報、最新農業事情や食の研究などをお届けします。

【Last Letter-15】夢と希望

2022-02-02 19:43:12 | 【Last Letter】

10代〜20代にかけては、まだまだ自分の夢と現実が何なのか、

理解することが難しい年頃かもしれない。

 

僕は少なくともそうだった。

なんとなく生き、なんとなく勉強してた。

そして大学で専攻する科目もなんとなく決めた。

 

将来の夢は、ただ安定した職に就くことだったし、

野望も具体性も何もなかった。

 

最初の挫折は大学受験だった。

 

なんとなく行ける様な気がしていたけど、

実際は勉強の成果が出なくて、大学には受からずに浪人した。

浪人しても志望校には受からなかった。

 

無事大学生にはなれたけど、

そこで現実と理想の大きなギャップを味わった。

 

そして自分のことを深く見つめ直した。

 

自分は何をしたかったのだろう。

何のために勉強に取り組んでいたのだろう。

 

なぜ志望校に受かることができなかったのだろう。

そして自分は本当に集中して勉強していたのだろうか、と。

 

大学生になってから、自分のことを見つめ直すためにも、

本当に寝る間を惜しんで、学校の課題に取り組んだ。

 

先行した建築学科の授業だけでは飽き足らず、

他の機械科の授業、他の学年の授業、他学部の授業も受け、

新聞も隅々まで毎日読んで重要な記事はスクラップし、

他の学校との交流会やイベントにも積極的に参加し、

暇さえあればバイトをしてお金を貯めて、

見聞を広げるために海外に建築視察ツアーに出ていた。

 

自分を見つめ直す機会が深ければ深いほど、

困難に直面すればするほど、物事に集中することになる。

 

アジアで言えば、日本よりも、

香港や台湾、シンガポールの人たちの方が、

本気で学ぶ人も多い様に感じる。

それは国が置かれている状況が不安定で、

そして小国では他の国から侵攻を受けてきた歴史があり、

それを親からも聞かされ、生き延びるために必死な背景もあると思う。

 

自分のアイデンティティを見直す機会は、

常に自分の現在位置を確かめる作業になる。

 

きみには楽しく生きて欲しい。

でもいつも楽に生きて欲しいとは思わない。

 

困難があっても、それを乗り越えることで新しい感動が生まれるから。

だから、臆することなく、挑戦を続けていって欲しい。

 

君の大好きなプロレス。一緒にYoutubeで見たのを覚えているかな。

アントニオ猪木の引退メッセージをここに置いておきたいと思います。

僕もずっと、死ぬまで挑戦する日々でいたいと思います。

 

 

「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 

踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」

 

 

ありがとう〜!

 

 

I. Takashi