一天の翳りなかりき芙蓉咲く 逸孝
初秋に淡紅色または白色の気品がある五弁花を開く。八重咲きで白から次第に紅色になるのを酔芙蓉という。
秋暑し正中の蔭濃く落とし 逸考
久しぶりにいつもの散歩コースへカメラを担いで出かけました。淡路夢舞台の植物館へ入りましたが、館内の暑さには閉口、入口でもらった小さな保冷剤を頭に載せても、焼け石に水とはこのことでしょうか?サッパリ効用なし。館内の所々に大きな扇風機や送風筒それにミスト装置がおかれていますが、生ぬるい風をかき混ぜているような感じです。
この時期、カメラに収めるような花なども、あまりないようで 早々に退散しました。
やっぱり 家が一案涼しいと 思いました!
どこよりも家が涼しと帰りけり
野牡丹の夕散るいのち惜しみけり 逸考
野は野生を意味し 普通の牡丹とは全く花も種類も異なる。晩夏より秋にかけて次から次とつぎと五弁の花を枝先につける。朝咲いて夕べを待たぬ散り際が潔い・・・・・・
挿し木が簡単なので最近鉢植えのものを園芸店でみかける。
はなやぐも夕べ儚き布袋草 逸考
庭のメダカ用に作った小さなビオトープに布袋草の花が、いつ咲いたのか知らぬ間に
花をつけている。朝咲いて夕方には萎んでしまう儚い命である。