続)美しい季(とき)を求めて

.長い間 ブログ投稿を休んでいましたが再開しました。
更新は思いつくまま気のむくままですが、どうぞ宜しく。

菜の花

2011-03-29 | 写真俳句

 菜の花の島の段段畑かな      逸考

菜の花は春の代表的な風物詩である。この菜の花は切り花として出荷される。切り花として栽培さ

れるものは チリメン白菜や改良品種で、葉が白っぽく縮れている。 咲き始めのころは食用にも

利用されるようだ。

菜の花を詠んだ俳句は 有名な 与謝野蕪村の

      菜の花や月は東に日は西に  

      菜の花や鯨もよらず海暮れぬ

など 画家でもあった蕪村のスケールの大きな句は 絵画的である。

 


土筆萌ゆ

2011-03-06 | 写真俳句

土筆萌ゆ雨柔らかき大地かな       逸考

散歩コースの池の畔に、群生する土筆を見つけた。3月に入ってから寒の戻りのような

 寒さにも耐えて、影をもつほどの丈に伸びている。 

昔は土筆を摘む人をよく見かけたが、飽食の現代、摘む人達を殆ど見かけなくなった。

なお、土筆(つくし」の語源は 土中から出てきた胞子茎 は、先端まで「袴」に覆われて

いてその形状が筆に似ていることから「土筆」という字が当てられるようになったものと、

言われている。

 

 

 

 


辛夷の芽

2011-03-03 | 写真俳句

青色は晴天の色辛夷の芽       逸考 

公園の 辛夷の芽が膨らみはじめた。新しい命の胎動である。芽は柔らかい毛で

覆われている。温かいセーターを着て芽は早春に大きな花を開く日を心待ちしているようだ