海の陽を集め若布の乾きをり 逸考
荒縄のずしり撓みて若布干す
淡路島では生ワカメの天日干しが最盛期、春の訪れを待ちかねたように陽光を浴び潮風に揺れて
いた。一枚づつロープに洗濯バサミではさみ吊るしてゆく。二三日干したあと清水で洗い更に2日ほど
干す。よく乾燥するように手で切り裂くなど手間のかかる作業らしい。ワカメはもう一度海水に漬け再
び干すうちに黒色に変わる。
海の陽を集め若布の乾きをり 逸考
荒縄のずしり撓みて若布干す
淡路島では生ワカメの天日干しが最盛期、春の訪れを待ちかねたように陽光を浴び潮風に揺れて
いた。一枚づつロープに洗濯バサミではさみ吊るしてゆく。二三日干したあと清水で洗い更に2日ほど
干す。よく乾燥するように手で切り裂くなど手間のかかる作業らしい。ワカメはもう一度海水に漬け再
び干すうちに黒色に変わる。
ワカメが店頭に並ぶまで、随分と手間がかかっているとは知りませんでした。
歯が弱いので我が家では専ら、柔らかいのを選んでいます。
海藻は鉄分が多く、私には欠かせない食べ物ですよ。
俳句のことはよく判りませんが、最後に「をり」の意味を教えて下さい。
春先に採れた若布は格別美味ですね、好物の一つです。3月に入ってから、いかなご漁も解禁になり島の漁港は活況を呈しています。
なお、お訊ねの件ですが、「をり」→「居り」
補助動詞で 動作の連続又は存在をあらわし
「・・・・している」という意味です。