因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

Nana Produce Vol.11『レネゲイズ』

2019-10-11 | 舞台
*高木登作 寺十吾演出 公式サイトはこちら 赤坂RED/THEATRE 15日まで(12日休演、15日18時追加公演)高木登作品の過去記事はこちら→(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19) 先月鵺的20回公演『悪魔を汚せ』で劇場に興奮の渦を巻き起こした高木登の脚本と寺十吾の演出が、早々に新作を上演する。ある新興宗教団体で、女性信者 . . . 本文を読む
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文学座附属研究所 2019年度研修科第3回発表会『少女仮面』

2019-10-10 | 舞台
*唐十郎作 小林勝也演出 公式サイトはこちら 文学座新モリヤビル 13日まで(12日は休演) 新劇への強烈なアンチテーゼであるアングラ演劇。しかし唐十郎作品の根底には「新劇」が確実に蠢いているのは、戯曲を丹念に読み込むことで実感できる。これは現在座長代行を務める久保井研による唐作品の朗読ワークショップでも体験したことだ。  『少女仮面』は1969年、鈴木忠志の早稲田小劇場に書き下ろした作品で、翌 . . . 本文を読む
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ウテン結構 第3回公演『奇妙な旅の旅のしおり、この世の果て』

2019-10-09 | 舞台
*雨々(仮)作・演出 劇団サイトはこちら 本公演サイトはこちら(1,2)日暮里d-倉庫 13日まで 旗揚げから3年間で5回の公演を行い、公演を重ねるごとに1ステージ増やすという宣言通り、3回めの公演が実現した。公演中、d-倉庫のロビーでは出演俳優の真夏果の絵画展示もあり、日常の時間を終えて訪れる観客の心身を和ませ、期待を高めてゆく。  本ユニットは、演劇、戯曲、物語の関係性。俳優と観客との関係性 . . . 本文を読む
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劇団印象-indian elephant- 第24回公演『瘋癲老人日記』

2019-10-02 | 舞台
*谷崎潤一郎原作 鈴木アツト構成・演出 西宮紀子舞台美術・小道具 公式サイトはこちら 下北沢・小劇場B1 6日まで(1,2,3,45,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25) 原作は、77歳の卯木督介の日記と、彼が体調を崩して執筆ができなくなった最後の部分は看護婦、医師、娘の手記で構成されている。督介の性的欲求はもはやからだが . . . 本文を読む
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2019年10月の観劇と俳句の予定

2019-10-01 | お知らせ
 10月になったというのに30度越えの暑さ。健康が保たれ、ひとつひとつの舞台を大切に受け止めることができますように。まずは観劇予定から。 *劇団印象-indian elephant- 第24回公演『瘋癲老人日記』(1,2,3,45,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25) 老人の生と性を日記形式で綴った谷崎潤一郎最晩年の作品 . . . 本文を読む
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