求道の心得②・・・

現代語佛教聖典 (釈尊篇) 日本仏教文化協会より。

お釈迦様 「道に達するみちは、鉄を鍛え、器をつくるに似る。徐ろに深く錆を除いて器をつくれば、必ずよいものができる。道を学ぶにも、急いではならぬ。急げば身が疲れる。身が疲れれば、心が悩む。心が悩めば、修行も退歩する」

中略・・・

「ひたすら道を念ずれば、あらゆる苦から脱れることができる。余をもって云わしむれば、王者の位は塵の如く、金玉の宝は瓦礫の如く、高価な服も破れた布にひとしい」

 

(昭和33年8月10日　第一版発行)

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