タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

高野山「奥之院のカラス」と壇上の「三鈷の松」・・・

2022-09-30 19:56:17 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

どうもこんばんは。

私の従兄の話です。

私から聞いた話で体験したことらしいです。

高野山「奥之院」に従兄が初めて参拝した時、

奥之院・大師御廟にお参りしたら、

御廟の後ろから、ハシブトガラスが澄んだ声で、「かーかーかーかーかーかーかーかー」と、8回鳴いてくれたそうです。

「奥之院でカラスが鳴いてくれたら吉兆」と私が言ったそうなのですが、私は言ったことを覚えていませんでした。

後に従兄は、

檀上で「三鈷の松」に行ったとき、

冬で雪がつもっていたのに、

「今落ちたばかり」のような、「三鈷の松」・・・松の葉は、ふつうは二股ですが、「三鈷の松」は、たまに、「三股の葉」が落ちていて、それを「雪の上でピンポイント」で見つけたと言ってました。

ではまた。

・・・・・


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不動明王利益和讃 (ふどうみょうおう りやく わさん) ・・・

2022-09-28 07:33:36 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

「南無や大聖不動尊 (だいしょうふどうそん) 諸尊 (しょそん) の誓願 (せいがん) 多き中 殊 (こと) に此 (こ) の大明王 (だいみょうおう) は 三世 (さんぜ) の契約 (けいやく)  為 (なさ) しめて 過去と現在未来まで 衆生 (しゅじょう) を導きおわします


そもそも母の胎内 (たいない) に 五體 (ごたい) の具足 (ぐそく) し給うも
大慈大悲 (だいじだいひ) と憐 (あわ) れみて 精心 (せいしん) あたえ給 (たま) うもの


この明王の御本誓 (ごほんせい)  かかる證據 (しょこ) は御経にも
是 (この) 大明王所居 (だいみょうおうしょきょ) なし 衆生 (しゅじょう) の心に住 (すむ) とかや


三世 (さんぜ) の諸仏も悉 (ことごと) く  四十二地 (しじゅうにじ) の諸菩薩 (しょぼさつ) も 不動の威力 (いりき) に依 (よらざ) れば 正覚 (しょうがく) とれずとの給 (たまい) し


斯 (かか) れば此 (この) 尊 (そん) 礼拝 (らいはい) し  一度 (ひとたび) 神呪 (じんじゅ) を唱 (とな) うれば 餘尊 (よそん) にきかぬ御誓 (おんちかい)  生々世々 (しょうじょうせせ) に護念 (ごねん) して
五逆 (ごぎゃく) の罪も消滅し  福寿圓満如意成就 (ふくじゅえんまんにょいじょうじゅ) 
盗難 (とうなん) 火難 (かなん) は猶更 (なおさら) に  諸難即滅 (しょなんそくめつ) 守らしむ


真言 (しんごん) 功徳 (くどく) の広大は  一字に千理 (せんり) の徳含 (とくふくむ)


中にも不動のカンマン字 因果 (いんが) 本来 (ほんらい) 不二 (ふに) の門
頓生菩提 (とんしょうぼだい) の至極 (しごく) にて  一切 (いっさい) 平等(びょうどう) 利益 (りやく) せん


人の臨終 (りんじゅう) に及んでは  断末魔 (だんまつま) の苦患 (くげん) とて
耳も聞 (きこ) えず目も見えず 舌根 (したね) 云 (すぐ) れで物 (もの) 云 (い) へ (え) ず
かかる悩みをのがるるに この尊拝 (そんはい) する外 (ほか) はなし


不動明王御本地 (ごほんじ) は  大日如来あみだ仏
今日 (いまひ) の本 (もと) の富士浅間 (ふじせんげん)  金毘羅 (こんぴら) 秋葉 (あきば) の御社 (みやしろ) も

其外 (そのほか) 霊尊 (れいそん) あらたなる  諸国 (しょこく) の霊場 (れいじょう) 奥の院

不動 (ふどう) の御本地 (ごほんじ) 多 (おおか) りき 

衆生 (しゅじょう) の意 (こころ) に随 (したが) いて

大黒天と現れて  荼枳尼 (たきに) の障化 (しょうげ) を止給 (やめたまう) 

 

女人 (にょにん) の安産 (あんざん) 守りつつ 火頭烏素慧魔明王 (かとううすしまみょうおう) も 

苦厄病難 (くやくやくびょうなん) あるときは さらに行者を護念 (ごねん) せん

 

三十六童子倶利伽龍 (さんじゅうろくどうじくりかりょう) 四大八大 (しだいはちだい) 諸眷属 (しょけんぞく) 

各々 (おのおの) 不動の御垂迹 (おすいじゃく)  大日 (だいにち) 弥陀 (みだ) の化現 (けげん) なり

 

頼母 (たのも) しきかなこの尊の 怒僕 (ぬぼく) の相 (そう) を現 (あらわ) して

行者に仕 (つか) え給う (たまう) こと 影の形のごとくにて  

飛業 (ひごう) の者 (もの) は蘇生 (よみがえ) し 長寿延命守りつつ  

定業盡 (じょうごうつ) きしものはただ 浄土に導き給う也  

 

九品 (くほん) の中で修行者 (しゅぎょうじゃ) の 好む蓮華に居 (すえ) 給い  

十地 (じゅうじ) の願行 (がんぎょう) 成就(じょうじゅ) せん あな尊 (とうと) やな信ずべし  

げにやこの尊拝 (そんはい) すれば 無上 (むじょう) 菩提 (ぼだい) に疾い (とくい) たる  

不動明王と聞きてさえ 惑い (まどい) を断ちて善 (ぜん) を修す (しゅす) 
ましてやこの説聞く者は 智慧を得 (うる) こと量 (はか) りなし
恐らく (おそらく) 御心 (みごころ )知るならば 即身成仏 (そくしんじょうぶつ) 疑 (うたが) いなし


帰命大聖摩訶威怒王 (きみょうだいしょうまかいぬおう) 四大八大 (しだいはちだい) 忿怒尊 (ふんぬそん) 」

・・・お不動さんで親しまれる不動明王は、結構、コアな信徒さんが多いのも特長です。

「ガツガツ」と現世利益を求める参拝者が結構多い印象ですが、

私見では、

お不動さん御自身は、そういう「ガツガツ」タイプの信徒よりも、地味で堅実に信仰し、御祈祷だけでなく、先祖供養なども行い、お寺への寄進なども地道にする信徒の方がお好きな感じを受けます。

「コアな」信徒さんが、28日の御縁日に「ぎっしり」と堂内に集まっていたら・・・

「むわあぁぁん・・・」とした、欲望の気が集積している感じを受けたりします。

別に、御縁日の日でなくても、お不動さんの御利益には全く変化はないので、

人が少ない日にお参りしても、功徳は変わりません。

うちの菩提寺の住職が言ってました。

「本尊さんは、ちゃんと見ておられますから」

お不動さんでも観音さんでも、マナーよく、地道に堅実に信仰している信徒さんは、必ずご守護くださることと、私は思います。

ではまた。

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閻魔大王・・・

2022-09-27 18:25:33 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

人々の死後の賞罰を司る「閻魔大王」(えんまだいおう) 。

京都の「千本えんま堂 引接寺 (いんじょうじ) 」には、毎年、日ごろの懺悔を込めて、少額寄進しています。一万円くらい。

「千本えんま堂」の閻魔様は、ものすごく大きくて恐ろしい姿。

「悪逆政治家」「悪逆人間」などは、ちびってしまうのではないかと思えるほど怖いです。

その「千本えんま堂」の赤い御朱印見てると、

「弓と矢」「月 (三日月) 」「星が3つ連なる?」「海? 波の上にナマズ?」が描かれてます。

最初見た時、「日本の神々と閻魔大王が習合している」と、「ぴぴっ」と感じました。(日本の神々で、閻魔大王に該当する冥府の神は・・・スサノオノミコト、コトサカノオノミコト  (ニギハヤヒノミコトと言う説あり) です)

閻魔大王・・・インドの死の神「ヤマ (エンマ) 」が仏教ととも中国に伝わり、中国の「十王」のうちの「閻魔王」と習合して、

「えんま大王」となったとか。

「閻魔大王」・・・

ウィキより、

閻魔(えんま)は仏教地獄冥界の主であり、冥界のとして死者の生前のを裁く[1]閻王ともいう[2]インドにおける死者の主であるヤマが仏教に入ったものである。」

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伊豆の修善寺・・・

2022-09-26 17:42:17 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

弘法大師空海絵伝より。(昔、高野山・金剛峯寺で買った絵伝です)

「(弘法大師・空海が) 諸国をまわってのご修行の時、伊豆の桂谷でも修行をされた。

この地は殊に魔類が多く人々に災難をあたえた。

 このことを知られた大師は大空に向って大般若経魔事品 (だいはんにゃきょうまじほん) の経文を書かれた。するとその文字が歴然と空中に現れ これを恐れた魔類はその後すっかり現れなくなった。

 後大師はこの地に寺を建て自ら刻まれた大日如来を安置せられた。今の修善寺である。」

(原文のまま)

修善寺は、元は真言宗で、現在は曹洞宗です。

https://shuzenji-temple.com
 
禅宗の曹洞宗の坊さんのブログとか読んでいると、弘法大師を好きなお坊さんが結構いるみたいなので、地元の曹洞宗で聞いてみたら、
 
「四国遍路に檀家さん連れて周る曹洞宗寺院は結構あるんです」とのこと。

・・・今日は、トンビのエビ尾と金若?、ニューが現れ、ニューは久しぶりに鳴いてくれましたので鳴き合わせました。

ヒヨドリのヒヨ、スズメたち、鳩類たち、ツバメ少々、オオスズメバチ、橙色の蝶々、大コッチ、桜アマガエル (前述した、チョウゲンボウと鳴き合いをした子) 、アマガエルたち、カラス軍団、そして、先ほど家の傍でキリギリスたち、小鳥三羽、カーポート傍の定位置で、羽虫のコッチが現れました。

モズは、朝、仏前で勤行している時に、そばで「きゅん きゅん」と鳴き、その後、庭の木に留まり、機嫌良さそうに色々な鳥の鳴きまねをしてました。

「ヒヨドリ?の真似、ホトトギスの真似、小鳥の真似」をしてました。

小鳥は聞いたことある小鳥の鳴き声ですが、種類はわかりません。

モズは機嫌良さそうに、「ちゅぴりちゅぴりちゅぴちゅぴちるるるるちゅぴりちゅぴ」と、ずっと鳴いていました。

わが家では、久しぶりに「羽虫のコッチ」が、半切り柑橘類に留まっていました。

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東大寺と空海・・・

2022-09-25 07:43:03 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

あまり知られていない、奈良の大仏で有名な東大寺と空海の関係。

華厳宗大本山である東大寺にも密教は伝わっています。弘法大師・空海は東大寺の別当をしていたことがあるのです。

東大寺友の会パンフより、

「空海は若い時代を奈良で過ごした。 (中略)   空海は唐から帰国し真言宗を興したが、金剛峯寺や東寺の造営に携わるかたわら東大寺の別当を務め、東大寺に真言院を創立するなど東大寺と深い縁を結んでいた。・・・・・真言宗と南都との関連は大安寺や西大寺など他寺にも波及し、南都の寺院は広く真言宗と深い関りを持つに至り、それは今日に続いている」

「満月の心 お大師さまと東大寺

真言宗開祖弘法大師空海は、若かりし頃奈良に学び、東大寺別当を務めたといわれます。大仏殿参籠の折に大日経の夢告を得、修二会に関わる話も伝わっています。一般にはあまり知られていませんが、東大寺真言院にもお祀りされています」

・・・「別当 (べっとう) 」とは、簡単に言えば、寺ならば「住職」に相当します。現代風に言えば、管長。

ウィキより、

東大寺興福寺四天王寺などの諸大寺で、寺務を統括する長官に相当する僧職。ただし、寺院によっては「別当」以外の役職名を用いているものもあった。延暦寺の「座主」、東寺の「長者」などはその典型である。また、公卿など僧侶ではない者が別当に就任した場合には「俗別当 (ぞくべっとう)」と呼ぶ。

仏教に関する公的機関である僧綱の一員としての資格を持つ者が有力な官寺の長を兼ねた場合には某寺別当と称せられ、その寺の三綱(上座・寺主・都維那)などを統轄指揮して仏法の振興・伽藍などの施設の修繕など寺院の経営などにあたった。」

ではまた。

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