議論 de 資格取得

資格勉強を始めて早10年以上。様々な資格にどう向き合うか綴ります。

【H18年度】事例Ⅱ 採点基準

2021-10-31 23:36:08 | H18年度

テーマ

既存の経営資源を活用した新規事業開発

第1問(20点) 経営環境分析(内部環境)

       マーケティング戦略における大手テニススクールとの差別化ポイント

       ①立地(屋内コート、駅前)5点

       ②少人数クラス、レベル別クラス 5点

       ③高付加価値サービス(託児機能、リラックスルーム、ブログ等)5点

       ④インストラクターの指導力(レベル高い) 5点

       ※受講生同士、従業員と受講生とのイベント 3点

第2問(15点) オペレーション(サービス・マーケティング)

       需要変動の施策

       ①補助インストラクター 5点

       ②レンタルコート 5点

       ③予め計画的に組んだレッスン過程 5点

       ④他の事業所でもレッスン受講可能 5点

       ※割引き等の価格調整 0点

第3問(30点)経営環境分析(内部環境)

       学習塾経営に活用できる有形資源、無形資源

                          ■有形資源(15点)

       ①立地(駅前)(5点)

       ②アルバイトの学生が受験難関校に通う学生が多い。(5点)

       ③潜在顧客がいる(5点)

       ④ミーティングルーム、リラックスルーム、自習室(5点)

       ■無形資産(15点)

       <本質サービスノウハウ>

                         ①指導者の育成ノウハウ(5点)

                         ②レベルアップ指導&学生への接し方ノウハウ(5点)

       <不随サービスノウハウ>

       ①受講システムノウハウ(5点)

                          ②顧客へのサービスに活かせるノウハウ(5点)

       <プロモーションノウハウ>

                         ①プロモーションのノウハウ(5点)

                         ※地域でのブランド力(0点)

第4問(15点)経営戦略(事業戦略)

       差別化戦略

       ①親子で同じ場所に通い、利用できることでの差別化戦略(5点)

       ②テニスと塾をセットにした受講内容での差別化戦略(5点)

       ③テニスと塾をセットにした受講割引などの価格面での差別化戦略(5点)

第5問(20点)経営戦略(企業戦略)

       学習塾以外の新規事業

                         ①何を:託児所(託児サービス)(5点)

       ②活用できるリソース:立地、託児ルーム、幼児一時預かりノウハウ(5点)

       ③対象:駅を利用する子育て中の会社員、幼児中心の市場(5点)

       ④どのように:テニスと同じ営業時間中で(5点)

       ⑤効果:今後の潜在顧客獲得に繋がり、売上向上になる。(5点)

 


【H18年度】事例Ⅰ 採点基準

2021-08-14 22:43:45 | H18年度

第1問(配点30点)

(a)A社の子会社による強み(15点)

 (1)事業基盤が安定している。(3点)(与件)

  <理由>経営資源(人・モノ・金・情報)

   ①資金面でフォローがあるから(ここも一般的な子会社の強み)(3点)

   ②人材面でのフォローがあるから(ここも一般的な子会社の強み)(3点)

     ③取引面(信用力、ブランド力など)でのフォローがあるから(ここも一般的な子会社の強み)(3点)

   ④情報面(市況、商品など)でのフォローがあるから(3点)

   ×経営が安定しやすい。(一般論)

 (2)親会社からの自立性が保たれている。(3点)

(b)A社の子会社による弱み(15点)

   経営の意思決定に親会社から一定の制約を受ける。(3点)

<具体例>

 ①取締役の人事(3点)や大規模投資(3点)、賃金制度等の人事制度の整備(3点)の意思決定に親会社が関与する。

 ②親会社の経営方針(グループ再編など)に対応する必要がある。(3点)

第2問(配点30点)

 (設問1)(15点)

(1)輸出入事業の拡大の記述(8点)

 ・ファインケミカル品と環境化学品等の既存商品を強化する営業拠点として活用。(5点)

 ・廉価の調達先の発掘(3点)

(2)新規事業の推進の記述(7点)

 ・原材料の委託製造をコーディネートする事業拠点として活用。(5点)

 ・製造委託先の開拓(2点)

 ※今後のビジョン達成のためには両方が記載する必要がある。

(設問2)(15点)

 (1)余剰経営資源を活用する。

  <具体例>

  ①事業や営業拠点を譲り受ける。(6点)

  ②余剰人員のうち30歳代の中堅社員を採用。(2点) 

  <効果>

  ①ファインケミカル品や環境化学品の既存事業拡大(4点)

   ※ファインケミカル、環境化学が書かれていないとー2点。

  ②コーディネート事業の新規事業拡大(4点)

  ③販売・売上の拡大(1点)

 ※②については、ちょっと議論が必要であるが。

第3問(配点30点)

(設問1)(15点)

 ・組織構造の問題とその結果

   ①国内事業と海外事業が個別に運営(5点)、情報の組織的な共有ができない。(3点)(8点)

   ②国内事業で商品別組織と地域別組織が混在(5点)、専門的なコーディネートサービスが提供できない。(3点)(8点)

   ③社長が各部署を直接統括(3点)、意思決定が遅く機動性にかける。(1点)(4点)

   ④輸出入事業と新規事業が分散(3点)、責任の所在が不明確である(2点)、総合力が発揮しにくい(1点)。(5点)

(設問2)(15点)

 ・結論

  ①事業部制組織の構築(8点)

   ※ただし、商品別か事業部内容別かは判断に迷う。

 ・理由

  ①専門的なコーディネートサービスの実現(4点)

  ②事業部ごとの採算性評価、最適資源配分(4点)

 ・具体例

  ①商社事業部と新規事業部(3点)

 ・効果

  ①継続的な成長(1点)

  ②売上向上(1点)

  ③新規ビジネスモデル構築(1点)

第4問(配点10点)

  ①新規事業の展開に対応した組織文化を醸成し辛い。(5点)

   ②柔軟に対応できる、長期的な人材育成が出来ない。(5点)

   ③機動的な人事配置が困難。(5点)

  ④新しくビジネスモデルが作れない。(2点)

※無断転載、複写禁止


【H18年度】事例Ⅲ 採点基準

2021-05-01 23:24:35 | H18年度

テーマ

既存事業の経営改善と生産・技術戦略

第1問(10点)環境経営分析(内部環境)

       好業績をあげている理由2つ

   <採点基準>

    ■1つ目:営業的視点(5点)

    <実施施策>  

    ・得意先数を増やす(2点)

    ・得意先の幅を広げる(2点)※両方できたら3点

    ・販路を拡大する(1点)

    <効果>

    ・稼働率の向上(1点)

    ・利益率の向上(1点)

    ・主要取引先依存度を下げる(1点)

    ■2つ目:生産的視点(5点)

    <実施施策>

    ・全自動ライン(1点)

    ・単一加工(1点)

    <効果>

    ・低コスト(2点)

    ・短納期(2点)※両方できたら3点

第2問(25点)経営戦略(企業戦略)

    Y社への増産要請に応えることへの経営への影響

    <採点基準>

    結論:着実な発展に悪影響を及ぼす。(5点)

    影響①:事業集中により経営リスクが高まる。(5点)

    影響②:Y社以外の売上に影響を与える。(5点)

    結論①に対する理由:Y社への依存度が高くなると、Y社の業績の影響を大きく受けるから。

              (事業リスクが集中するから)(5点)

    結論②に対する理由:Y社へ生産が集中することで好業績の要因である幅広い得意先への

              要求に対応できないから。(5点)

第3問(25点)経営戦略(成長戦略)

   国内生産のみで発展し続けるために強化すべき点とその理由

   <採点基準>

   強化すべき点①:(C社の表面処理技術を応用できる)他業界の開拓をすべきである。(5点)

   理由:自動車業界のみに売上を依存すると、海外生産の進展や業界の景気動向に経営が左右されるため。(3点)

   強化すべき点②:環境対応技術を開発すべきである。(5点)

   理由:三価クロメート処理への転換が急務になっているから。(3点)

   強化すべき点③:生産の効率化を行なうべきである。(5点)

   理由:①得意先が価格対応を強く求めているから(3点)

      ②2工場の要員・装置の配置状況から(3点)

      ③手作業部分に効率化の余地があるから(3点)

第4問(20点)オペレーション(設計開発)

   三価クロメートの技術開発に対するアドバイス

   <採点基準>

   結論:技術開発体制・技術開発要員を増やすように強化。(4点)

   必要な要素:他部門を巻き込んで(+1点)

        :全社的な(+2点)

   理由①:三価クロメート処理への転換は事業機会獲得ために急務だから(4点)

   理由②:顧客へのコスト面での要求対応が困難だから(3点) 

   理由③:現在の兼務しており体制が不十分だから(4点)

   理由④:転換スピードが遅くなるから(4点)

   理由⑤:解決すべき課題が数多く残されているから(4点)

第5問(20点)オペレーション(生産管理)

   生産の平準化と小口輸送のための管理すべき重要なデータ項目

   <採点基準>

    現在の不具合:生産の割り振りが複雑化している(2点)

    理由①:2工場の状況把握が甘いから。(2点)

    理由②:実納期にばらつきがあるから。(2点)

    理由②:小口納品・輸送が増えているから。(2点)

    管理すべきデータ項目:①生産計画と内示情報(2点)

               ②受注案件ごとの進捗状況(2点)

               ③時間帯別の操業状況(2点)

               ④得意先の工場とC社の2工場との搬送時間(2点)

               ⑤受注書情報(加工品のサイズ、形状、ロット数、納期)(2点)

               ⑥受注残(2点)

               ⑦生産コスト・搬送コスト(2点)

    改善内容:精度の高い生産割り振りの実現(4点)

         生産の割り振りの効率化(4点)

    


【H18年度】事例Ⅳ設問分析

2017-07-13 14:16:45 | H18年度

テーマ

各店舗の採算性見直しと情報インフラ強化による事業整備 

第1問(15点)内部環境分析(経営比率分析)

   重要と思われる問題点3つ

    (a)(2点×3)名称

      (b)(2点×3)経営指標値

    (c)(6点×3)問題点とその原因

第2問(20点)内部環境分析(CF分析)

   (設問1)(4点×3)(a)営業CF,(b)投資CF,(c)財務CF

   (設問2)(8点)D社のキャッシュフローの状況

第3問(20点)経営戦略(店舗採算性による意思決定)

   (設問1)(2点×6)①駅前、②住宅街、③ロードサイドのそれぞれの(a)限界利益率(b)貢献利益率

   (設問2)(8点)どの店舗に集中すべきか、どういう点に注目すべきか

第4問(15点)オペレーション(CVP分析)

   セールスミックス

第5問(15点)オペレーション(情報システム)

   (設問1)(5点)仕入・在庫を改善するためにPOSをどう活用すればいいか。

   (設問2)(10点)効果的な商品の入れ替えを行うためにPOSをどう活用すればいいか。