議論 de 資格取得

資格勉強を始めて早10年以上。様々な資格にどう向き合うか綴ります。

【H17年度】事例Ⅲ 採点基準

2021-09-25 16:43:18 | H17年度

テーマ

家庭用エクステリア事業強化計画のための生産体制の見直し、工場改革

第1問(40点)環境経営分析(内部環境)

   (設問1)(5点×2)家庭用エクステリア事業を強化するにあたってのC社の強み

     <採点基準>

     1.表面処理技術(2点)、大学との共同研究(2点)→塗装技術の向上(3点)

     2.自社ブランド(1点)、販路(1点)、開発・デザイン力(2点)→標準品に活用(3点)

   (設問2)(15点)マネジメント(生産体制)

     個別生産から標準品生産にするための生産体制の整備、その理由 

     <採点基準>

     望ましい生産体制(MAX7点):第二工場に集中させる。(5点)

                  +コストダウンのための量産体制(2点)

                  +専用ライン(2点)

     理由(MAX8点):(4点)小物製品に実績がある

              (4点)設計者がいらない

              (4点)余裕がある。

    (設問3)(15点)マネジメント(部品調達)

              海外からの部品調達についての留意点

     <採点基準>

     (6点)納期管理体制の徹底できるか

     (6点)品質の確保されるか

     (3点)カントリーリスク(為替変動、社会環境変化など)が回避されるか

     (2点)コスト削減が実現

     (2点)デザイン面での影響がないか

第2問(20点)経営戦略(工場改革)

    工場と営業との考え方の違いについての工場改革

    <採点基準>

    (8点)結論:トップダウンで改革を進めていく。

    (2点)理由:工場長が不慣れなため

    (4点)全体の方向性①:ISO9001を取得する

    (2点)具体策:プロジェクトチームに生産だけではなく、営業も加える。

    (2点)理由:営業と工場の考え方が違うために

    (2点)具体策:文書化することで解決。

    (2点)理由:職人気質の工場運営しているので

    (4点)全体の方向性②:社長自らが説明

第3問(20点)マネジメント(クレーム対応)

    C社へのクレームと改善策

    <採点基準>

    (8点)抜本的な改善をしていない

    (6点)品質管理を抜本的に見直す

    (3点)対象を上流から下流まで

    (3点)外注先も入れる

    (2点)ISO9001活用

第4問(20点)オペレーション(情報システム)

    営業活動においてインターネットを活用した迅速な対応するためにはどんな項目を管理する必要があるのか。

    <採点基準>

     一元管理(6点)本社、工場、外注先、各2点

     随時更新(6点)

     営業情報(4点)特急品、納期変更に必要な納期、見積書、詳細設計、設置寸法、仕様書における企画内容

     生産情報(4点)生産予定、進捗状況


【H17年度】事例Ⅱ 採点基準

2021-08-07 18:09:33 | H17年度

テーマ

人口が伸び悩む中での顧客関係性の構築

第1問(30点) 経営環境分析(外部環境)

       3つの段階の人口動態変化にともなう新戦略とその意義

       (第一段階)

       (a)市場浸透から顧客維持への地域密着戦略(2点)

          ※シェア獲得(1点)、地域密着(1点)

       (b)外部環境:人口変化がない段階(2点)

          市場:地域市場、近隣市場、限定市場(2点)

          対象:古くからの住民

          どのように:地域密着型、市場浸透(2点)

          効果:ロイヤリティ構築(信頼構築)による顧客維持、地域内顧客シェア(2点)

       (第二段階)

       (a)顧客獲得を狙う多店舗化戦略(2点)

          ※新規顧客獲得(1点)、成長(1点)、多店舗化(1点)

        (b)外部環境:市場拡大と競合増加の段階(2点)

          誰に:3駅を通過する新規顧客(2点)

          どのように:異なる業態の多店舗化(2点)

          効果:顧客層拡大と新規顧客獲得(2点)

       (第三段階)

       (a)顧客維持と顧客獲得を図る新規事業開発戦略(2点)

       (b)外部環境:人口動態が停滞段階(2点)

          対象:来店できない人、新規顧客(2点)

          どのように:出張美容サービスの展開(2点)

          効果:顧客維持、新規顧客開拓、差別化戦略(2点)

第2問(20点) オペレーション(サービス)

       本店と支店の相乗効果を発揮させるための施策

       相乗効果の方針 顧客の利用目的や状況に応じて本支店の相互利用促進(8点)

       具体策①:支店にないサービスは本店へ、急な本店への来店客には支店の選択肢を進める(5点)

       具体策②:チラシは両店を対象にする(5点)

       具体策③:支店から本店へのランクアップ(2点)

       具体策④:紹介制度(2点)

第3問(10点) オペレーション(CRM)

       顧客との関係性強化のための方策

       方策①サロン設置・運営(3点)

       方策②手作りの会報誌提供(3点)

       方策③カルテのDB化による顧客管理(4点)

第4問(20点)オペレーション(応用マーケティング)

        インターナルマーケティングの必要性

       理由1ー①顧客満足→直接接触する美容師の影響がある(3点)→美容師の満足度から生まれる(3点)

       理由1-②顧客満足→美容師との関係を重視(2点)→美容師の定着率が向上(2点)

          →顧客のリピート率が向上(2点)

       結論:長期的な顧客維持(3点)と安定経営(3点)に繋がるから。

第5問(20点)オペレーション(応用マーケティング)

       インターネット上での顧客関係性強化のための方策

       方策① 何を:サロンの掲示板→WEB上に設置(3点)

           効果:サロンに足を運ばなくても(1点)顧客同士の情報交換を可能にする(3点)

              ネットワークをさらに活性化させる(3点)

       方策② 何を:電子メール(2点)による個別に来店促進(2点)やケア商品の補充案内(2点)

              会報も定期的に配信(2点)、個別相談にも対応(2点) 

 


【H17年度】事例Ⅳ 採点基準

2021-04-28 22:37:23 | H17年度

テーマ

設備投資による売上高向上、及び、安定的な原材料確保によるコスト削減。

第1問(25点)内部環境分析(経営比率分析)

   経営上の問題点のうち、特に重要と思われるもの2つ

    (a)(各3点)名称

                    ・売上高総利益率(売上高経常利益率)

      ・流動比率(当座比率)

      (b)(各3点)経営指標値

     ・売上高総利益率20.1%

     ・流動比率50%

      (c)(6点、7点)問題点

     ・売上高総利益率(6点)

      ①販売量の安定に反して(2点)

      ②鉄とアルミの分別不十分のため(1点)

      ③製品の純度が低く(1点)

      ④販売価格が安く抑えられているため(2点)

     ・流動比率(7点)

                      ①短期借入金の額と比較したとき(2点)

      ②短期的な支払い原資となる流動資産が非常に少なくなっているため(2点)

      ③短期的な支払いが困難になる(3点)

第2問(25点)経営戦略(予想P/L,B/S,製造原価報告書)

   (設問1)(15点)貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書

                     貸借対照表(5点)

      損益計算書(5点)

      製造原価報告書(5点)

   (設問2)(10点)設備投資計画の(a)長所、(b)短所

     (a)最終的な損益の黒字化(2点)+短期安全性の向上(3点)

        売上高が増加(2点)+収益性が高まる(3点)

       (b)  借入金の増大(2点)+借入依存体質の進行(3点)

                  資本構成の安全性が悪化(3点)

第3問(25点)経営戦略(損益分岐点)

   (設問1)(10点)(a)損益分岐点の売上高、(b)損益分岐点比率

   (設問2)(15点)損益分岐点の特徴は平成16年度と比較してどのように変化するか?

      ①損益分岐点売上高→約6百万円(3点)上司した(2点)

      ②損益分岐点比率→16ポイント(3点)低下した(2点)

      ③理由:固定費の増加率が貢献利益率の増加率を若干上回ったから。(3点)

          製品の販売価格の引き上げにより売上高が20%増加したから。(3点)

第4問(25点)経営戦略(期待値)

   (設問1)(10点)売上高から材料費を差し引いた金額の期待値

                        4.16億円

                     ※80%の購入量になるということで、売上高も80%に減るという算出で答えを出す。

   (設問2)(15点)(a)売上高から材料費および上記の在庫維持費を差し引いた金額

                                    5億円

            (b)1年後に購入するのと期待値においてどちらが有利か

                                     現時点で原材料を購入する方が有利である。


【H17年度】事例Ⅰ 採点基準

2020-09-08 12:11:57 | H17年度

第1問  経営環境分析(外部環境)(10点)

    Webビジネスと製造業が展開してきたビジネスモデルの違い

    <採点基準>

    製造業:①多額の投資で大量生産(2点)

        ②規模の経済(2点)

    Webビジネス:①初期投資が少ない(2点)

            ②ネットワークの外部性(2点)

            ③収穫逓増ビジネス(2点)

第2問 経営環境分析(内部環境:強み)(15点)

    A社の強みの要因

    <採点基準>

    ①他社にない魅力的なWebサービスのコンテンツとサービスを企画開発(5点)

    ②短期間で多くのリピートユーザーを獲得できた(5点)

    ③その結果、バナー広告などの掲載企業が急速に増えて広告料が獲得(5点)

第3問 (設問1)環境経営分析(内部環境:弱み)(15点)

    社員のモラルが低下した要因

    <採点基準>

    ①管理された経験のない20歳代の従業員が多かった(5点)

    ②従業員からヒアリングがないままに外部専門家が設計・実施(5点)

    ③管理施策導入の意義について説明が不十分(5点)

    (設問2)環境経営分析(内部環境:強み)(15点)

    設問1を回避するための留意点

    <採点基準>

      目的:①従業員の真の要望を把握と管理施策の導入意義の浸透

      実施項目:②管理施策の策定段階から従業員を参画など

           ③社長と社員とのコミュニケーションの場を多く設ける。

第4問 オペレーション(人的資源管理:給与)(15点)

    成果連動賃金制度を逡巡している理由

    <採点基準>

    理由①A社の事業構造上、個人レベルの成果を帰属させにくい(5点)

      ②新規採用した経験、ノウハウなど少ない従業員の処遇が困難(5点)

      ③考課側に人事経験が不足している(5点)

第5問 (設問1)経営戦略(15点)

    経営管理制度導入の留意点

     <採点基準>

     ①経営能力のある人材を計画的に採用・育成(5点)

     ②リーダーへの権限委譲を進める(5点)

     ③経営陣が戦略的意思決定や全般的管理に専念できるように体制を整備(5点)

    (設問2)経営戦略(事業戦略)(5点×3)

    WEBビジネスを継続するための制約条件

     <採点基準>

     ①コンテンツやサービス開発を行う人材の継続的な採用・育成(5点)ヒト

     ②情報通信技術およびその利用技術の持続的な発展と市場への普及(5点)情報

     ③不確実性の高い新規事業への投資を賄うための資金の供給源(5点)カネ