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【H15年度】事例Ⅳ 採点基準

2024-09-09 21:25:57 | H15年度

テーマ

新設備導入を視野に入れた経営改善計画の提案

第1問(25点)環境経営分析(経営分析)

緊急度の高い問題点2つ(12点、13点)

①(a)売上高営業利益率(2点) (b)-2.84%(2点)

  ※売上高対人件費比率(26.14%)、売上高販管費比率(36.36%)

 (c)売上減だが、高齢化従業員・役員人件費が変化していなく収益性が低い。(4点)

  ※売上減(1点)、人件費が変わらない(1点)、収益性が低い(2点)

 (d)役員報酬の業績連動性や高年齢化解消の人事制度で人件費を削減する。(4点)

  ※役員報酬や従業員の業績連動性(2点)、高年齢化を解消する給料体系見直し(2点)、役員刷新(2点)、役職定年制(2点)、

   人件費を減らして収益性を高める(2点)、固定費を減少させる(2点)固定費から変動費に変更(2点)

②(a)有形固定資産回転率(2点)(b)0.47回(2点)

 (c)機械装置の老朽化で高度製品が受注できず資産効率性が悪化。(4点)

  ※売上減(1点)、機械装置の老朽化(1点)、遊休な土地もあり(1点)、高度製品が受注できない(1点)

  ※資産効率性が悪化(2点)

 (d)新設備を導入し、高度製品を受注して売上増加を図る。(4点)

  ※遊休土地の売却、活用(1点)新設備を導入する(1点)

       ※高度製品を受注して(2点)売上増加を図る。(1点)投資効率を上げる(1点)

第2問(25点)環境経営分析(CVP)

 (設問1)(10点)

  (a)(5点)変動費率  75% (b)(5点)固定費  49百万円 

  (設問2)(a)(5点)売上高 196百万円

  (b)(10点)収益構造の問題点と解決の方向性

  問題点は売上高が損益分岐点より低い点である。解決の方向性は固定費削減、変動費率低下が考えられる。

  ※売上高が損益分岐点より低い(5点)、固定費削減(2点)、変動費率低下(2点)両方できたら+1点。

第3問(25点)オペレーション(セールスミックス、情報システム)

(設問1)(5点)原価計算の種類と計算方法の概要

   個別原価計算を行う。製造指図書を受注ごとに作成し、製品ごとに製造原価を集計する方法である。

 ※個別原価計算(2点)、製造指図書(1点)、製品ごとに製造原価を集計する。(2点)

(設問2)①(10点)情報システムをどう利用すべきか

  CADシステムと財務会計経理システムと連動させて、コスト計算などのデータ共有を図るべきである。

  ※CADシステムと財務会計経理システムを連動する。(ネットワークで結ぶ)(5点)

      コスト計算などデータ共有を図る(5点)

 ②(10点) どういったデータが必要か

  製品ごとに実際の原価に必要な材料、労務、経費などのデータ(5点)

  経理システムに追加すべきである(5点)

第4問(25点) 経営戦略(意思決定会計)

 (設問1)(2点×5)毎年のキャッシュフロー

  1年目 -16百万円、2年目 31百万円、3年目 31百万円、4年目 31百万円、5年目 43百万円

 ※1年目は、経常利益(-15)+特別利益(+20)×0.6=税引き後利益(3)

                       3(税引き後利益)+1(減価償却費)+60(簿価)-120(購入費)+40(借入金)=-16(百万円)

  2~4年目は、経常利益(5)×0.6=3  3(税引き後利益)+28(減価償却費)=31(百万円)

  5年目は、2~4年目のCF+売却(12)=43(百万円)

(設問2) (15点)今後5年間のNPVは39百万円赤字。これを踏まえた経営改善計画。

  ・経営改善計画のNPVは黒字になるが、(5点)現状では39百万円マイナスになるため実行する。(5点)

  今後は高度な製品で新規顧客開拓を目指す。(5点)

 ※各5点。

 

 


【H15年度】事例Ⅲ 採点基準

2021-08-07 15:27:16 | H15年度

テーマ

競合他社への差別化戦略

第1問(30点)

(設問1)環境経営分析(外部環境、内部環境)

    (a)(5点)機会

     ・オーダーメイドの高付加価値な靴のニーズが増加している。(5点)

     ・靴のサイズや形状に対する細かい要求に応えていく。(3点)

     ※オーダーメイド(サイズや形状に対する細かい要求)(3点)、高付加価値(2点)

    (b)(10点)強み

     ■製品(5点)

                  ・自社の製靴ノウハウでの計測装置データで熟練工が製作した紳士靴(5点)

     ※自社の製品ノウハウの計測装置、オリジナルな計測装置、独自の計測装置(3点)

     ※熟練工(2点)、数秒自動計測な(1点)

     ■店舗(4点)

     ・顧客の細かい要求を聞きながら、対面販売できる小売店舗(4点)

     ※小売店舗(1点)対面販売でき(顧客と触接販売できる)(1点)顧客の要求を聞ける(2点)

       (c)(6点)弱み

     ■販売チャネル、ブランド(4点)

      ・小売店に来店できる顧客が対象となるため商圏が限られる(3点)

      ※知名度・ブランド力(3点)、資本金・会社規模(3点)

     ■コスト・納期(4点)

      ・納期が1週間長く、価格も5000円高い(4点)

      ※納期(2点)、価格(2点)、具体的な数字がなくてもOK。

(設問2)事業戦略(差別化戦略)

            (a)(5点)今後とるべき方策

       誰に:靴に対して細かい要求をもつ顧客(2点)

          店舗周辺のオーダーメイドを求める顧客(2点)

       何を:高品質な、高付加価値な、独自の技術力からできる靴(2点)

       どのように:小売店で直接顧客と対話をしながら提供(2点)

             多店舗展開による販売力・認知度を強化して(2点)

       効果:Z社と差別化を図る(2点)

    (b)(5点)その理由

       ①消費者から細かい要求が増えている(2点)

       ②C社の強みを活かせる、熟練工の技術(2点)

       ③Z社の弱みにつけこむ、インターネットでの簡易な要求した対応できない(2点)

       ④生産性を高めて弱み(コスト、納期)をなくす。(2点)

第2問(30点)オペレーション

    (a)(5点×2)重視すべきクレームの原因

                   ①顧客の細かい要求を製造指図書にメモ書きして(3点)、重要情報として扱っていない(2点)

       詳細まで記載していない。(2点)

       ※顧客からの細かい要求をメモ書きレベルで済ます。(3点)

        重要情報として扱っていない、伝わっていない(3点)

       ②顧客の要求を、小売店の従業員が正しく把握していない(5点)

       顧客からの要求が理解できない(3点)

       靴の理解がされていない(3点)

    (b)(10点×2)その解決策

       ①・顧客の要求の重要性を認識させること(5点)

        ・製造指図書に顧客の細かい要求を書き込む専用欄を設けて確実に工場の製造担当者に

         伝わる仕組みをつくること(5点)

       ②・社長や熟練技能者による研修などの従業員の接客能力(スキル)を高めること(5点)

        ・ノウハウをマニュアル化(5点)    

第3問(20点)オペレーション(QCD)

    納期短縮とコスト削減を図るための生産方法の改善

    <採点基準>

     改善内容:①工員の多能工化と柔軟な人員調整を行う体制の整備(5点)

           ※多能工化(3点)、柔軟な人員体制(3点)

          ②足型の再利用(5点)

     理由:①仕事量の多い工程に対して応援できる体制を整備(5点)

         そのことで、手待ちを減らし人員を効率的に活用

        ②約3割がリピーターからの注文であるというデータに基づき、(5点)

         リピーターの足型を再利用することで納期の短縮、コスト削減

第4問(20点)オペレーション(情報システム)

    どのような情報システムで、どのような管理をすべきか。

    <採点基準>

    どのような情報システム(10点):データベースに一元化(5点)、2店舗が情報共有(5点)

    どのような情報(10点):顧客の属性データ、購買履歴、製造指図書、足の計測データ、足型に関する情報

                顧客の細かい要求内容、クレーム情報、受注日、納期に関する情報、生産の余力進捗情報

                購買後の顧客の満足度 ※一つ2点


【H15年度】事例Ⅰ 採点基準

2021-07-05 22:07:01 | H15年度

第1問(20点)

    (設問1)経営戦略(企業戦略:多角化)

     事業多角化を進める理由(10点)

                  ① 環境変化による事業リスクを分散するため(本業の事業リスクを回避するため)(5点)

      ※外部環境変化(2点)、事業リスクを分散するため(3点)

      ※リスク回避(1点)

     ②事業機会を捉えて企業を成長させるため(企業の収益を伸ばすため)(5点)

      ※事業機会(2点)、企業を成長させるため(3点)

     ③売上高や利益の更なる向上のため(1点)

     ④1事業に依存(集中)すると経営リスクが高いから(3点)

     ⑤事業リスクを抑えて経営を安定化させるため(5点)

    (設問2)経営戦略(事業戦略:FC展開)

     FC展開のメリット(10点)

     ①知識・経験・ノウハウがなくても事業立ち上げが可能である(5点)

     ②店舗運営(データ管理、研修、指導等)の支援がある(5点)

      未経験でも店舗ノウハウが手に入る(3点)

     ③ブランド力による収益が期待できる(1点)

      既存ブランドによる顧客からの信頼獲得させる(1点)

第2問 (15点)オペレーション(組織構造)

    店長が具体的な対策を講じることができなかった理由

     ①FC本部の指導や人材派遣で店舗運営を任せきりにしていたから(5点)

     ②店長に店舗経営の経験がな・かったから(5点)

     ③原価率や人件費の管理を自社で行っていなかったから(5点)

第3問 (25点)(設問1)オペレーション(人的資源管理)(10点)

    アルバイト・パートの定着率が低下へのデメリット

     ①採用や研修のための費用がかさむ。(5点)

      育成にも時間がかかる。(3点)

     ②顧客に提供するサービス品質が低下する。(5点)

    (設問2)オペレーション(人的資源管理)(15点)

    定型業務以外の教育方法

     ①OJTによる教育を実施(5点)

     ②セミナーなどの外部研修への参加(5点)

     ③自己啓発、資格補助支援(5点)

第4問 (15点)オペレーション(組織構造:権限関係)

    本部から決め手となる対策がない中のアドバイス

     ①若手社員の一人を店長に抜擢する。(5点)

     ②社長は今後の経営方針や経営目標を明確にし、リーダーシップを発揮する。(5点)

     ④チームワーク力で乗り切るようにアドバイスをする。(5点)

第5問 (25点)(設問1)オペレーション(人的資源管理:教育訓練)(15点)

    売上を上げるための対策

     ①若手社員から抜擢した店長を育成するために、本部の研修や指導を受けること(2点)

     ②従業員研修を実施、従業員の接客能力を向上させること(5点)

     ③人材育成により競争力強化を図る。(3点)

     ④社内表彰制度などで士気を高めることで顧客接点が多い従業員の満足度を上げること(5点)

   (設問2)オペレーション(人的資源管理)(10点)

       今後の本社の役割

                <実施>

     ①比較的自由度の高いFCのため店舗運営をサポートする。(5点)

     ②高コスト体質を改善するための管理体制を整備する。(5点)

                  ③接客などの研修・教育、資格取得など人事管理面での支援する。(3点)

     ④人事配置、出向などの人事交流を行う。(2点)

     ⑤給与体系、評価制度の見直しを行う。(2点)

    <効果>

     ①両事業でのシナジー効果(1点)

     ④本社の人事制度を導入する。(1点)


【H15年度】事例Ⅱ  採点基準

2020-08-16 19:11:49 | H15年度

テーマ

自社ブランド認知をどう高めるか?

第1問(10点)  外部環境(顧客)

        競合他社が出てきたのにもかかわらず、Tコンビニの棚を維持できた理由

       ①優れた商品力があり、X社やY社よりも優れていると判断したから(5点)

       ②消費者からの満足度が高く、売上も順調に伸びているから(5点)

       ③売上数量のハードルをクリアし、需要の増大にもしっかりと社長自ら対応したから(5点)

       ④需要の伸びに合わせて、設備更新やパート採用など社長自らがリーダーシップを発揮して対応したから(5点)

第2問(40点)(設問1)(20点)経営戦略(事業戦略)

        OEM供給のメリットとデメリット

       (メリット)

        ①相手先のブランド力や広範囲の販売網を活かして売上が伸ばせる(5点)

        ※相手先のブランド力や広範囲の販売網を活かす(3点)

         安定した受注ができる(3点)、生産に集中できる(2点)、売上が伸ばせる(2点)

        ②生産面で稼働率や効率性が高まること(5点)

       (デメリット)

        ①自社ブランドが育たず、利幅が少ないこと(5点)

        ※自社ブランドが育たない(3点)利幅が少ない(2点)

        ※自社販売力が弱くなる(2点)

        ②自社の技術・ノウハウが供給先に流出するリスクがあること(5点)

       (設問2)(10点)経営戦略(事業戦略)

        利幅が薄い贈答用商品の販売している理由

        ①贈られた人が通販販売に直接注文するニーズがあるから(5点)

        ②注文者の住所や氏名のリストが蓄積され、それをDMの送付といった販売促進活動につなげることが

         できるから(5点)

        ③高級品質ブランドという自社ブランドを認知をさせることができる(3点)

       (設問3)(10点)経営戦略(事業戦略)

        久助の販売の可否

                             久助の販売は中止。(5点)

        理由

        ①贈答品という高級ブランドイメージを壊すから。(5点)

        ②対象のターゲットではない。(3点)

第3問(10点) 経営戦略(競争戦略)

        潜在的参入者とは?

        ①通販販売業者(5点)

        ②洋風菓子店(5点)

        ※店がないのは2点

第4問(40点)(設問1)(20点)オペレーション(商品)

        自社ブランドの育成・構築のための重要点

        ①初心を忘れないように創業時の屋号をブランド名に用いること(5点)

        ②自社店舗で展開していくこと(5点)

        ③煎餅に集中すること(5点)

        ④社長の夢をかなえるために、新商品を開発続けること(5点)

       (設問2)(20点)オペレーション(チャネル)

        インターネットを利用した会員顧客組織の活用法とその効果

        ①顧客同士の情報交換やクチコミ(5点)

        ②顧客ニーズの収集し新商品開発(5点)

        ③顧客の囲い込み(5点)

        効果:夢を実現する。(2点)

           売上増加(3点)

           ロイヤリティーアップ(2点)


H15事例Ⅳに終えて

2017-05-16 22:29:40 | H15年度

第1問 棚卸資産回転率か有形固定資産回転率か迷った。

第2問 特に難しくなくクリア。変動率の解決の方向性が迷う。

第3問 どういう情報システムのどのような必要なデータというのが迷う。

第4問 設問1は自信なし。設問2が分からない。