テーマ
営業プロセス、生産プロセスの改善、短納期対応への業務プロセス改革
第1問(15点)環境経営分析(内部環境)
戦略的な観点からC社の特徴
(a)(5点)取引面
<採点基準>
特徴:大手・中堅メーカー(2点)と商社経由での間接取引ではなく直接取引(3点)
(b)(5点×2)生産面
<採点基準>
■受注形態(5点)
特徴:標準品をカスタマイズする(2点)、受注生産形態(3点)
■開発力
特徴:効率的で柔軟な設計から完成までの社内一貫工程(3点)
結果:合理化、省力化機器の開発力がある。(2点)
結果:同業他社よりも処理の速い設備を有する(2点)
結果:カップ麺の蓋の溶着が早い装置を開発できる(2点)
第2問(20点)オペレーション(営業活動)
営業プロセス上の問題と改善策
<採点基準>
・問題点(10点)
①事実:客先と設計部の間を営業部が何度もやりとりしている。(業務の無駄)(3点)
②事実:引き合いから受注確定までの期間が長い。(時価の無駄)(3点)
結果:顧客獲得で機会損失が出ている。(4点)
・改善策(10点)
①客先との交渉の際に設計部も同席させる。(3点)
②客先での仕様確定や技術提案を行い(仕様変更や打合せ回数を減らす)(3点)
結果:営業プロセスを短縮化させる。(営業効率化を図る)(4点)
第3問(15点)経営戦略(企業戦略)
内外作決定の長期的な経営リスク
<採点基準>
結論:・長期的にはC社の競争力低下を招く。(5点)
・長期的に悪い影響を及ぼす(3点)
理由:①外注先との良好な(戦略的な)連携関係が崩壊するから(5点)
②柔軟な生産体制の強みが薄れるから(5点)
③戦略的な生産計画ができずに、高付加価値な製品を作ることができないから(5点)
④中核技術も蓄積できないから(2点)
原因:C社の都合のみを優先して外注先の状況を考慮していないので(3点)
第4問(30点)オペレーション(資材管理)
外注管理、外注先への発注方法の問題点、改善策
<採点基準>
■外注管理の問題点と改善策
問題点:外注管理の進捗状況も正確に把握していない点。(5点)
理由:①納品予定日3日前に電話で確認しているから余裕時間が少ないから。(5点)
改善策:①より早い時点から定期的に(複数回)確認する(5点)
②発注日を組立作業日まで余裕を持たせたスケジュールにする。(3点)
③進捗状況の確認項目を明確にする(2点)
■発注方法の問題点と改善策
問題点:発注が遅いことである点。(5点)
理由:社内の工程の空き状況のヒアリング等資材調達部の業務が多いから(5点)
改善策:①製造部から報告させる等資材調達部の業務を減らす(2点)
②作業日程に余裕をもって発注する。(5点)
■生産計画の問題点と改善策
問題点:生産計画の追加・更新が月曜日だけである点。(5点)
改善策:①新規受注品については詳細設計完了後すぐに生産計画に追加する。(5点)
②既存受注品の日程変更もその都度生産計画を更新する。(5点)
第5問(20点)オペレーション(情報システム)
<採点基準>
提案の方向性:・手配事務プロセスのモデル化(5点)
・特注部品についてはも可能な限りDB化(5点)
理由:類似した部品があれば登録した特注部品情報を活用し(5点)
リードタイムの計算や作業書の準備を効率よくスピーディに行えるから(5点)
提案の具体的な内容:リードタイムの計算や手順作業書の作成支援(5点)
実施する内容:資材調達部の手配事務の煩雑化の解消(5点)
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