モントリオール・カナディアンズ ホーム用ジャージ
1999年か2000年、バンクーバーのスポーツショップで購入。
バンクーバーに在住していた私にとって、NHLと言えば「バンクーバー・カナックス」!(当時は地元・バンクーバーの英雄:ポール・カリヤが所属し、巧みなメディア展開を行っていたディズニー社保有の「マイティーダックス・オブ・アナハイム」も人気を博していたが、私は所詮、外国のクラブということでほとんど興味なし)カナックス以外のクラブに関してはほぼ無関心ではあったが、同じカナダ国内にあるクラブに関しては、多少ではあるが親近感を抱いていた。
カナダ発祥の国内リーグであったNHLだが、近年はそのカナダに属するチームが7チームしかない。更にカナダのクラブで最後にスタンレーカップ優勝したのは1993年まで遡ることになる。戦力範囲図は完全にアメリカのクラブがその中心になってしまった。そんな現状に対しての反発心もあって、カナックスと関係ない試合では他のカナダのクラブの奮闘を期した。ということで、この「モントリオール・カナディアンズ」のジャージを購入したんだと思う。
とは言え、同じカナダのクラブとは言え、バンクーバーとは言語も異なり、カナダ連邦から独立思考の強いとも言われるモントリオールは少々異国情緒が漂う雰囲気も正直感じた。
ケベック州旗「フルール・ド・リゼ」(本来の青白色とは異なるが)の中央にモントリオール・カナディアンズのロゴを配した球団旗はトリコロールカラーで彩られフランス色を色濃く反映されている。
さて、そのカナダのクラブで現段階では最後となるスタンレーカップ優勝を1993年に飾ったのが「モントリオール・カナディアンズ」である。クラブ名のフランス語表記は「 Les Canadiens de Montréal」、モントリオール第2原語である英語表記では「Montreal Canadiens」となり、英語のCanadiansではなく、フランス語綴りのCanadiensが英文でも通常使われるのが、いかにもケベック州に本拠地を置くクラブらしい。
※ちなみに「Canadiens」は当然『カナダの、カナダ人』を意味する形容詞、名詞であるが、それ意外にも『カナダの、カナダ人』の意味をクラブ名に冠するクラブが数チームカナダ内にはある。
バンクーバー・カナディアンズ(TRO シングルA NWL所属)
バンクーバー・カナックス(NHL所属「Canucks」は「Canadians」と同意語。
語源は不明)
#32 マーク・シュトライト
NHLの「オリジナル・シックス」である「モントリオール・カナディアンズ」のロゴは伝統クラブらしく、約100年間多少のレイアウトの変更はあるものの「CH」ロゴを継続して使用している。しかし、興味深いのは1910/11、1912/13シーズンでは現在カナダ連邦の象徴とも言える「メイプルリーフ」の意匠を採用している。1960年代、自由党ジャン・ルサージュ ケベック州首相がはじめた「静かなる革命」以前は、少なくとも表面だって現在のような反カナダ連邦主義は台頭していなかったのかもしれない。
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