広島東洋カープ ビジター風自作Tシャツ
ロゴ、色は1960~1963年に採用された筆記体の「Hiroshima」(※1)をイメージ。左袖には球団旗。
※1 実際に1960~1963年に採用されたスペルは「Hirosima」と「し」がヘボン式の「shi」でなく、訓令式の「si」になっていた。
#22 大石清
広島東洋カープのユニフォームは時代によりオリジナル意匠を採用したり、MLB複数球団の意匠を取り組んだりとデザイン性が豊富である。
球団創立からオリジナルデザインを採用してきたが、1958~1962年 当時のボストン・レッドソックスを参考にした赤いラケットライン入りで花文字の「CARP」ロゴが採用されたユニフォームが登場。同時に、この時初めて胸文字及びラインに「赤」が取り入れられる。ラケットラインの廃止、「CARP」の文字色の変更等はあったが基本的なデザインは1988年まで継続される。
そして、1960年にはビジター用がモデルチェンジされ、ロサンゼルス・ドジャース型となり、この時初めて、現在使用されている筆記体ロゴの原型が登場する。(スペルはHirosima)。←これをイメージして作ったのが上記Tシャツ自作
ボストン・レッドソックス風の花文字「CARP」は以降、2001年まで使用される。筆記体ロゴは「Hiroshima」にスペルを変更した上で、1973~1988年、2007~ と一時期不使用の時期もありつつも現在まで使用されている。(不使用時期はオリジナルデザイン「Hiroshima」ロゴ採用)
1989~1995年のユニフォームは当時のシンシナティ・レッズを意識したデザインになる。左胸にCマークとCARPのロゴ、胸番号は右腹部。球団創設時から定着していた紺色が消え、赤のみになる。帽子のCマークが白一色になり、シンシナティ・レッズと全く同じデザインとなる。
1996~2001年は再びボストン風でホーム用は赤のラケットラインに花文字の「CARP」、ビジター用は同様に赤のラケットラインに1963~1972年に使用された花文字の「HIROSHIMA」が復活。但しアンダーシャツは当時ボストンがネイビーだったため、赤のアンダーシャツを採用していた広島とはイメージが重複しなかった記憶がある。
2002~2008年はオリジナルデザインで球団創設期に使われていた縦縞を復活。ロゴを花文字からホーム用は筆記体デザインに、ビジター用はブロック体に変更。この時のビジターユニフォームは両袖の部分が赤色でアナハイム・エンゼルス(当時)に似たデザインで一見ノースリーブのように見えるデザインだった。(ビジター用のロゴは2007年から筆記体ロゴ「Hiroshima」に変更)
2009年~ 本拠地が二代目広島市民球場(マツダスタジアム)移転に伴い、ユニフォームを一新。縦縞が消え、創設時より採用されていた紺色が21年ぶりに復活。帽子のCマークに紺色のアウトラインが入り、パンツには赤と紺の細いラインが入る。ホーム用は上下白を基調とし、赤い筆記体「Carp」胸ロゴ。胸ロゴと共に、背番号、胸番号等に紺のアウトラインが入る、ビジター用は上着が赤、パンツは白。チーム史上初めてツートンカラーを採用。上着に紺のラケットライン、胸には白文字で筆記体の「Hiroshima」ロゴに紺のアウトラインが入り、背番号と胸番号は白に紺のアウトラインが入る。
キャップに関しては上記のようにシンシナティ・レッズとそっくりなイメージであるが、先日言及したとおり、「C」ロゴ採用時はクリーブランド・インディアンスからインスパイアされたと思う。
と、ざっくり振り返ってみたが、カープのユニフォームはMLBテイストを取り込みながら、徐々に調和され、カープ風にアレンジされているように思える。
※広島東洋カープ歴代ユニフォームはビジュアルもあるのでこちらのブログのほうがわかりやすいです
※その他グッズはこちら
ロゴ、色は1960~1963年に採用された筆記体の「Hiroshima」(※1)をイメージ。左袖には球団旗。
※1 実際に1960~1963年に採用されたスペルは「Hirosima」と「し」がヘボン式の「shi」でなく、訓令式の「si」になっていた。
#22 大石清
広島東洋カープのユニフォームは時代によりオリジナル意匠を採用したり、MLB複数球団の意匠を取り組んだりとデザイン性が豊富である。
球団創立からオリジナルデザインを採用してきたが、1958~1962年 当時のボストン・レッドソックスを参考にした赤いラケットライン入りで花文字の「CARP」ロゴが採用されたユニフォームが登場。同時に、この時初めて胸文字及びラインに「赤」が取り入れられる。ラケットラインの廃止、「CARP」の文字色の変更等はあったが基本的なデザインは1988年まで継続される。
そして、1960年にはビジター用がモデルチェンジされ、ロサンゼルス・ドジャース型となり、この時初めて、現在使用されている筆記体ロゴの原型が登場する。(スペルはHirosima)。←これをイメージして作ったのが上記Tシャツ自作
ボストン・レッドソックス風の花文字「CARP」は以降、2001年まで使用される。筆記体ロゴは「Hiroshima」にスペルを変更した上で、1973~1988年、2007~ と一時期不使用の時期もありつつも現在まで使用されている。(不使用時期はオリジナルデザイン「Hiroshima」ロゴ採用)
1989~1995年のユニフォームは当時のシンシナティ・レッズを意識したデザインになる。左胸にCマークとCARPのロゴ、胸番号は右腹部。球団創設時から定着していた紺色が消え、赤のみになる。帽子のCマークが白一色になり、シンシナティ・レッズと全く同じデザインとなる。
1996~2001年は再びボストン風でホーム用は赤のラケットラインに花文字の「CARP」、ビジター用は同様に赤のラケットラインに1963~1972年に使用された花文字の「HIROSHIMA」が復活。但しアンダーシャツは当時ボストンがネイビーだったため、赤のアンダーシャツを採用していた広島とはイメージが重複しなかった記憶がある。
2002~2008年はオリジナルデザインで球団創設期に使われていた縦縞を復活。ロゴを花文字からホーム用は筆記体デザインに、ビジター用はブロック体に変更。この時のビジターユニフォームは両袖の部分が赤色でアナハイム・エンゼルス(当時)に似たデザインで一見ノースリーブのように見えるデザインだった。(ビジター用のロゴは2007年から筆記体ロゴ「Hiroshima」に変更)
2009年~ 本拠地が二代目広島市民球場(マツダスタジアム)移転に伴い、ユニフォームを一新。縦縞が消え、創設時より採用されていた紺色が21年ぶりに復活。帽子のCマークに紺色のアウトラインが入り、パンツには赤と紺の細いラインが入る。ホーム用は上下白を基調とし、赤い筆記体「Carp」胸ロゴ。胸ロゴと共に、背番号、胸番号等に紺のアウトラインが入る、ビジター用は上着が赤、パンツは白。チーム史上初めてツートンカラーを採用。上着に紺のラケットライン、胸には白文字で筆記体の「Hiroshima」ロゴに紺のアウトラインが入り、背番号と胸番号は白に紺のアウトラインが入る。
キャップに関しては上記のようにシンシナティ・レッズとそっくりなイメージであるが、先日言及したとおり、「C」ロゴ採用時はクリーブランド・インディアンスからインスパイアされたと思う。
と、ざっくり振り返ってみたが、カープのユニフォームはMLBテイストを取り込みながら、徐々に調和され、カープ風にアレンジされているように思える。
※広島東洋カープ歴代ユニフォームはビジュアルもあるのでこちらのブログのほうがわかりやすいです
※その他グッズはこちら