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前から気になっていた細工鋏、またの名を革切り鋏と呼びますが、竹二銘の青紙スーパー購入しました。
先日、2本ある19センチ細工鋏のうちの1本を、作業中にクリッカーに挟んでしまい、折ってしまいました。
この折れた鋏は、マルシュー刃物製の細工鋏で、10年以上使っていたお気に入りです。
ただ、自分で研いでみたらどうも切れなくなってしまったので、研ぎ屋さんへ持っていっても怒られそうですし、どうしようか思案しているところで折ってしまったので、むしろすっきりしました。
マルシュー刃物製の細工鋏、19センチはこちらのブログで紹介しています。
裁ち鋏が何本あるのか数えてみた
もう一本の愛用の細工鋏、京都有次の鋏は、今度は研ぎ屋さんへ出そうと先日預けてきて、こちらは研ぎあがってきたらまた報告しますが、研ぎあがりまで一週間程度との事なので、だったら買ってしまおうと、アマゾンでポチりました。
京都有次の細工鋏購入時のブログ
京都有次 革包丁 細工鋏 傘屋小刀
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竹二の銘入りで、これは小野市の多鹿治夫鋏製作所というところの製品なのですが、ここでの直販は白紙1号か、SLDの製品しかなく、この青紙スーパーは関西にある、「ほんまもん」というお店で販売しています。
おそらく別注品なのだと思いますが、確かに刃物鋼として白紙1号のピュアな切れ味は素晴らしいと思います。
が、炭素含有量で言えば青紙スーパーのほうが、より日本刀の玉鋼に近く、しかしタングステン含有しているため、多少の滑り感はあるにせよ、長切れという点ではやはり青紙スーパーを手に入れたいと思いました。
青紙スーパーの革包丁(信義)も持っているのですが、革包丁だと青紙スーパーは脆すぎて使いにくく、あまり出番はありません。
信義購入時のブログ
革包丁いろいろ買ってみた 信義・岩田・美貴久
青紙スーパーなのでHRCは65以上となり、刃先の脆さが心配でしたが、いまのところ雑に扱っても、落しても刃がこぼれたりするようなことはありません。
非常に使いやすく、切れ味も良く、あとは長切れしてくれれば、お気に入りの一本になりそうです。
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ただ切った感じだと、割と軽く切れるというか、鋏の噛み合わせは非常に軽く仕上がっています。
個人的にはもっと刃と刃がかみ合う、切ってるぞ!感がある鋏のほうが好みですが、切れれば問題ないです。
細工鋏
持ち手は24センチのラシャ切り鋏と同じ大きさなのですが、刃先だけが短く、力が入れやすい作りになっています。
別名、革切り鋏と呼ばれ、革を切るには非常に便利な道具で、一番使用頻度が高い鋏です。
革包丁より遥かに出番が多いお勧めの鋏です。
ただ製造メーカーが少なく、ニッチな鋏なので、選択肢が少ないのが難点です。
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