ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

トレンチコート バックル修理 革の色変更

2019-12-04 09:34:16 | トレンチバックル

トレンチコートのバックル修理です。
このバックルはバーバリーですね。
このブログを見ていただいてご連絡いただきました。
ありがとうございます。
ブログに出ているモスグリーンに変更したいというご希望でしたが、あいにく革の在庫は変動しますので、数年前の記事と同じ色はなかなかご用意できません。
在庫がある中で選んでいただく形となりました。


こちらの革で作業します。


出来上がりです。
ご満足いただけたようでした。


こちらは黒革で修理してほしいというご依頼でした。
アクアスキュータムだと思われます。
最近のトレンチコートは黒いバックルが多いので、アンティークトレンチコートから現代風にアレンジですね。


出来上がりです。


こちらは通常通り、同じ色合いでの修理です。
こちらもアクアスキュータムです。


同じ色合いの革を選択します。


出来上がりました。
以前、アクアスキュータムのバックルの修理前、修理後の写真をインスタにアップしたら、アクアスキュータム公式から「いいね!」いただきました。
こんな自社の作業でもなく、提携も関係も一切ない作業に「いいね!」いただけるとは、懐の深さを感じます。


こちらバーバリーです。
ウエストバックルの芯が折れています。
時々お問い合わせいただくのですが、バーバリーはウエストベルトのサイズが何種類かありまして、バックルの縦の内径もそれにあわせて数種類あります。
50ミリ、52ミリであれば代替の芯材を用意できますが、それ以上のサイズ、55ミリや60ミリはご用意がございません。
レディースであれば、52ミリまでが多いので、用意できる可能性が高いです。


こちらの芯材、革を使って修理します。
革の厚さ分、内径が小さくなりますので、芯材は50ミリであれば+2ミリくらい無いと寸法通りに仕上がりません。
市販の革を貼らない金具を代わりに使っても、寸法が小さくなります。
市販のものでは、なかなか52ミリというサイズはありません。


修理完了です。


薄い色身なので、スプリングコートだと思われます。
合いそうな色を数種類用意してみました。


これが一番近いですね。


出来上がりです。
こちらはベルトへの取り付けはなく、バックルの修理のみです。


これもスプリングコートです。
黄ばんできているので、色合わせがなかなか合いません。


黄ばみまでは表現できないので、この色合いで仕上げました。
これでも真白ではなく、黄色がかったアイボリーなのです。
これ以上は黄ばみなので、新しい革では表現できません。

修理受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのような状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。


値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
こちらに価格を記載しています。

ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

持込は完全予約制です。
多忙のため、ご予約の無い方、ご予約時間に遅れる方はお帰りいただきます。
持込のご予約には事前の画像送付が必須です。
持込は平日朝7時から17時までとなります。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku



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