最近、歳のせいか(?)「去年の今頃は何してたやろ...」って思うことがよく有ります。
5月頃までは、会社を辞めて今の毎日があるなんて想像もしてませんでした。
6月に入って『早期希望退職』の対象であることを知ったけど、
具体的なことは何も知らず「定年まで勤め上げる」ことだけを考えていました。
やがて面接が始まり... 条件の提示があり... 考えを変えてみることに。
その頃は高松から岡山へ片道90分の通勤、不規則なシフトで体力的に限界を感じていました。
毎日14時間もの留守番をさせている一徹のことが1番の気がかりでした。
ずーっと何年も前から
50歳になったら自分で商売したいなぁ という漠然とした夢が有ったなぁ...。
商売ったって、具体的に何をしよう... 50歳までは後4年(当時)ある...。
可愛くてしょうがない一徹と、ずーっと一緒にいられる商売...。
島に住む両親も後期高齢者... 傍にいた方が安心。
島には犬の美容室・ホテルは今のところ、ない。
「トリマーになろう」 と思うまでそう時間はかかりませんでした。
7月にはもう決めてたな。
周囲で対象者が悩んだり迷ったりしていた頃、私はウキウキしていました。
トリマーの資格を取る為の学校を選別し、体験入学をし、入学に関する諸手続きを済ませ、やがて秋に...。
10月生として入学したのは私1人。
同級生はいません。
46歳の単なる‘犬好き’が開いた門は、刺激的で軽くショックで「出来るかしら」という不安を抱く世界でした。
爪切りで初めて血を出した時、犬に申し訳なくて泣いてしまいました。
肛門腺、何ヶ月経っても絞れませんでした。
シャンプーの度、犬に暴れられて自分も床もビショビショでした。
犬に噛まれて怪我をして以来、噛む犬にはビビリまくっていました。
シザーテストがなかなか受からず、「切れる日は来るのか」と心配になることも有りました。
冬休みは返上して‘学校が休み’の日以外は毎日登校して実習させてもらいました。
4月には新入生も入り、「○○先輩」と呼ばれるようになりました。
そして今、
入学してから10ヶ月が過ぎ、来月には‘JKC C級ライセンス資格認定試験’を受験することになりました。
未知の生物だったプードルも、今では大好きになりました。
爪切りは未だに1番神経を遣い、細心の注意を払ってするのですが、それでも出てしまうことが有ります。
その時は泣かずにスピーディーに止血する術が身に付きました。
勿論、「ごめんなさい」と心から犬に謝りますよ
つめきり きをつけるでちよ
うん、分かってるよ。
こんなに可愛い、可愛い可愛い可愛い、愛してやまないワンコ達に苦痛を与えない、
リラックスして貰えるトリマーになりたいと
入学したときも今も、変わらず思っているのです
にほんブログ村 ポチッとよろしくぅ