『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

<アレルギー>

2016-01-31 | 食べる・こと
先日、撮影の打合せ前に、
大きな大きな果物の盛り合わせの差し入れがありました。

果物があったら、他に何もなくても何日かは持つし、
何日かは機嫌もいい私が、

スタッフIさんの、寂しそうな笑顔に気づいたのは、
その、大きな盛り合わせが、半分くらいなくなった頃でした。

「あれ?おなか、すいてない?好きなの、とっておこうか?」←私

と無神経に聞いてしまった、残念な・・・私

Iさんは、この数年前から、
果物のアレルギーになってしまったのだそうです。

私も、軽度のアレルギー持ちなのですが、
彼女は、そのショックで意識をなくしてしまうほどの重度のアレルギーと、

大人になってからのこの数年前から、闘っているのだとのことでした。

それまでは、私と同じ。大好きだったんです・・・という彼女の前で、
ウッキウッキウッキッキと、浮かれて食べまくっていた、自分が、本当に残念です。



友人のお医者さんと看護婦さんに連絡して、
どうにかならないものかと相談すると、

彼女たち、揃って言いました。
最近は、多い。増えていると実感する。

今日、食べることのできるものが、明日も食べられるとは限らない。

それは、例えば、お酒とか、コーヒーとか、そういうもので経験している。

だからって、アレルギーの恐怖、
明日、これが食べられなくなるかも!!なんていう恐怖は、

考えたこと、なかった気がする。

こういうことこそ、国がお金を出して、研究してほしい。
研究しているのかもしれないけど、

もっともっと、研究してほしい。

おいしいものを、みんなで一緒に食べられる世界が、
少しづつ少しづつなくなっているなんて、悲しい。


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