『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『夢違/悪魔ちゃん/恩田陸』

2012-10-12 | 
今週は、恩田陸さんの<夢違>を読みました



前に読もうと思ったとき、
少しだけホラーっぽくて、

無理と思ってやめてしまったけど、

今回は別件で<夢>についてのお仕事があり、
あらためて読んでみました。

この本は、読む人によって感想がわかれるのだろうけど、

私は、私自身に、少しだけ予知夢のような、
違うようなことがあったり、

そんなことや、あんなことがあるので、
(なんや)

この世界観、なんとなく、しっくり・・わかります。
説明できない<世界>というか。



   心からゾッとした時、人はなんとか平常心に戻ろうとし、
   恐怖にもぎ取られて凹んだ部分を平らに均そうとする。

最初の方になシーンが出て来て、パタンと閉じました

   夢っていうのはみんなモノクロで、
   色付きの夢を見るだけで病気なんじゃないかって言われてた時代も

今日会ったスタッフに聞いたら、
5人中4人がモノクロでした・・・

私は色つきの夢しか見たことがないけど、
モノクロもみたい

みなさんはどうでしょうか

   夢判断。それが彼らの仕事だった。
   夢そのものを映像データとして保存できるようになり、・・・
   肉眼で「夢」を見て、本物の夢判断が行われるようになったのだ。

夢が画像になったら大変・・・

夢のなかでは、半分くらい
半分以上が、人間じゃないし

からだだけイカで顔が私とか・・・
からだだけペンギンで顔が私とか・・・

そういうことってありませんか?

私はなったことないけど、
犬にんげんになったとか、猫にんげんになったとか

まぁあの・・・ペンギンにんげんとか、
イカにんげんになったわたしが言うのもなんですけど



物語では<予知夢をみる彼女>が出てきますが、
しっかり<<画像>>となってみえるひと、どれくらいいるのでしょうか。



   有り得たはずの歳月。
   存在しなかったかもしれない歳月。

   人間というのは日ごろ自分が見ていると思った以上に多くのことを
   洞察していることである。

   真実はいろんな顔をしているし、人によって違う見え方をする。



恩田さんの<ことば>には、
日常に近寄ったり、遠ざかったりして、

その隙間に<真実>をこぼしていくので、
気になります。

ストーリーは<原案>がドラマ化されることもあるので、
書きませんが、かけらはほんの少しだけポロリ



「どのはるに?」



「ごめんなさい・・・待った?」



この<夢違>が原案となって、
明日土曜日21時から<悪魔ちゃん>というドラマがはじまります。



北川景子/GACKT/優香/木村真那月(子役)/
濱田マリ/岡田圭右(ますだおかだ)/キムラ緑子/小日向文世 ほか。

原案/恩田陸『夢違』

脚本/大森寿美男

39 刑法第三十九条/黒い家/星になった少年
風が強く吹いている/劇場版テンペスト3D

風林火山(2007年/NHK「大河ドラマ」)/時空警察2 ほか多数。

音楽/横山克

~Answer~警視庁検証捜査官/ 蜜の味〜A Taste Of Honey〜 ほか。



ドラマは、『夢違』でキーになる女性、
古藤結衣子の子供時代を描くものになるらしいです。

そして、主人公は、
その担任教師になるということです。

テイストもだいぶかわってくる模様。
気になります。




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