『tokotoko』

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『祖父江慎+コズフィッシュ展』

2016-03-28 | 
先日、祖父江慎さんのコズフィッシュ展に、行ってきました。
すごく、気持ちのいいイベントでした
(もう終わってしまいました)

素敵でした。

好きなことを仕事にすると、本当に大変なんだけれど、
でも、誠実に、ちゃんと、ちゃんとやらないといけないな、

そんなことを、鼻の奥の方の、
胸の奥の方の、おなかの底のところに、感じました。
嬉しい、展示でした。



『祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ』は、
東京の、千代田区立日比谷図書文化館で開催されました。

祖父江慎さんは、1990年にデザイン事務所コズフィッシュを設立され、

松本大洋さんの『GOGOモンスター』、吉田戦車さんの『伝染るんです。』、
糸井重里さんの『言いまつがい』、宮藤官九郎さん著書の『私のワインは体から出てくるの』
など、様々な書籍の装丁を手掛けられました。

最近では『スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること。』
『水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展』『岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ』をはじめとした、

展覧会のグラフィックや、
アートディレクションも、数多く担当されています。

今回の展示では、祖父江さんが、コズフィッシュさんでこれまでに手掛けられた、
約2千冊の装丁本を、前後期に分けて展示されました。

今回、本当に、画期的だったのは、
それらの本に使用される紙や本の構造、印刷、製本といった、
本作りの工程を、祖父江さんご自身が実際にデザインした本を例に紹介されていたことです。

さらに、感激したのは、
夏目漱石の『心』『吾輩ハ猫デアル』新装版の、
制作プロセスが紹介されていたこと。と、

『こころ』初版本の装丁のために、
夏目漱石ご自身が描いた装画やゲラの展示も行なわれていたこと、です。



何かが生まれる、そこには、たくさんの<ひと>の、心がある。
素敵でした


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