不思議な缶その後
豆はひょうたんのつるに押されながらも、やっと花を付けました、そしてこのお豆さんの
正体が分かったのです、下の画像の上にマウスを置いてください。
なた豆と言って、最大のお豆さんでした。
長さ15センチくらいのもありました。
なた豆は熱帯アジア原産の一年生草本で、さやの形が鉈に似ていることから名付けられました。若さやは細かく切り、福神漬けなどの材料にされますが、完熟した種子によっては溶血作用のあるサポニンや青酸配糖体、有毒性アミノ酸のカナバニンやコンカナバリンAなどに由来する有毒な物資が含まれています。
文献などによれば、シロナタマメの種子には毒性はありませんが、ナタマメの赤い色の種子には毒性分が僅かに、褐色の種子には多く含まれ、特にタチナタマメの完熟種子には強い毒性があることから、注意する必要があるようです。
一般家庭で、毒成分のあるなた豆を調理する場合には、2日ほど水にさらしたり、煮た後2~3回水にさらしたり、炒ったり、醗酵したりすれば毒性はなくなりますが、含まれる毒成分の量によっても消失の度合いが違いますので、完熟種子を利用する際はシロナタマメを用いるほうがよいと思われます。