岩井ジョンの旅行記

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ほとけさまのお話

2021年09月21日 07時22分53秒 | 西法寺

     ほとけさま  おはなし

    せかいで一番つよい国

  その国の大統領は、「世界中の人々を幸せにするためには、

 我々が世界を征服すれば、みんな我々と同じように暮らせる

 のだから」といろいろな国を滅ぼしていきました。最後に

 残った国は、あまりにも小さな国なので、大統領はこれまで

 放っておいたのです。

  しかし、ひとつ残しておくのは気持ち悪いので、征服するために

兵対を連れ出発します。小さな国についてみると、大統領はびっくり。

小さな国には兵隊がいなかったのです。そのうえに兵隊たちをお客さんのように歓迎してくれたのです。それから兵隊たちは、毎日、ちいさな

国の人々とおしゃべりしたり、石蹴りをしたり、昔ばなしを聞いたり仲良く遊ぶようになりました。そのうち兵隊たちは、仕事を手伝ったり、

料理を習ったりして一緒に食事をするようになりました。

 大統領は、【ケシカラン】と怒って、兵隊達を国に送りかえし、

新しい兵隊を連れてきました。しかし、しばらくすると前の兵隊たち

と全く同じでした。

 大統領は諦めて、何人かの見張りを残して国に帰ってしまします。残されたものは、すぐ軍服を脱ぎ、野原や畑に飛びだしていきました。懐かしい国に帰った兵隊たちは、小さな国で食べていたものを食べ、石蹴りをしてり、服まで小さな国の服をきているのです。大統領は驚きましたが、しかし戦争でぶんどってきたものだからと思いました。

 大統領は、その夜子供に「歌を唄って」とせがまれました。目を閉じて歌う唄は、小さな国の歌ばかりでした。

  


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1 コメント

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Unknown (iwai2459)
2021-10-08 16:37:45
いつも、なんとなく、過越していますが、それが、大事です。
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