岩井ジョンの旅行記

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仏様のお話   

2023年03月28日 08時17分18秒 | 西法寺
      ほとけさま  の  おはなし
  子どもは「できる」もの ?  「つくる」もの ?
   『雑阿含経』・・読み方 ぞうあごんきょう
雑阿含経』という経典の中に「盲亀浮木」・読み方もうきふぼく
と言うお話があります。
 大海に一匹の目の見えない亀がおり、百年に一度だけ海面に
浮上する。海上に一本の浮き木が波にただよっていて、隅に小さな
穴があり、その穴に亀が偶然頭を入れるという、減多に出来ない事の
例えですが、それほど難しいのが、人の身に生まれさせて頂く事です。

 そもそも私たちは、父親から遺伝(DNA)をのせた二+三本の染色対
と、母親の遺伝子二+三本の染色対が体内で一つになってできた存在
です。
 それは、四十億年前、地球上に生命が誕生した時から、ズーツと進化
してきたものです。その長い長い歴史の中で、生存競争に勝ったものや
その時代時の環境にうまく適応出来たものが、繰り返し繰り返し、この
私に至るまで、創造を絶するほど気の遠くなるほどの歴史をたどってきた
のです。まさに四十億年前からの命の繋がりであり、天災地変や、生命の
危険の下をくぐり抜けて「よくぞ今、ここまで遺伝子が伝わってくれた
ものよ」と、まさに感動てすね!!。
命と言うのは、遺伝子の中で生き続けて、それが次の命として受け継がれて
ゆくのです。命が終わればおしまいということでありません。遺伝子の中で
生き続けているのです。
 最初は、一個の細胞であり、それが体のあらゆるものになってゆく働き
が、全部用意されているのです「それが満能細胞です
 それこそ「有難い」のほかはありません。それを簡単に「子供作る」なんて、
 我々は、人間の力と思っていたら、とんでもないことです。
 だから「お陰様で、この子を授かりました」するべきでしょう。
 もっと言えば「仏様。この子を賜り、ありがとうございます」との
 思いが大事ですね。