805年、桓武天皇の勅命によって、伝教大師・最澄を開基として大師御親作の観世音菩薩を本尊として創建されました。
当初は天台宗・比叡山延暦寺の別院として建てられましたが、その後、室町時代の初期、国阿上人に譲られ時宗に改まり、明治39年に時宗の名刹・七条道場「金光寺」が合併されました。(^_^)
長楽寺は、平清盛の娘で高倉天皇の中宮となった建礼門院・徳子がここで出家、剃髪した寺としても有名です。(^-^)
また、「日本外史」を執筆した「頼山陽」とその子「頼三樹三郎」の墓や、徳川慶喜に仕えた水戸烈士の「尊攘苑」があり、池泉鑑賞式庭園は、室町時代、「相阿弥」による作庭と伝わり、銀閣寺建立の前に試験的に造られたものとされています。(^。^)
御本尊「准胝観世音菩薩」は、古来勅願所として歴代天皇の御帰依深く、勅封の秘仏とされ、歴朝の御即位式及び御厄年のみに御開帳される秘仏となっています。( ; _ ; )/~~~
八阪神社の表門から長楽寺へ行く道すがら、東大路通に面する「柚子屋旅館」は、昭和初期に造られた建物で、民家や商店の歴史を刻んだ後、2005年に料理店が営む宿として改築されました。どこか懐かしく趣深い佇まいを醸し出し、柚子の香りが漂って来そうな雰囲気です。( ^_^)/~~~
「円山に柚子の香揺れて長楽寺
新帝の世や南無観世音」
by 祖谷馬関