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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「荒海や佐渡に横たふ天河」 芭蕉

人生と名のついた流行歌は数多ありますが、シリアス路線からコメディー路線まで多種多様ですね。(^。^)

「我が人生に悔いはなし」(石原裕次郎)
「人生の空から」(松山千春)
「人生の扉」(竹内まりや)
「人生いろいろ」(島倉千代子)
「浪花節だよ人生は」(水前寺清子)
「ああ、人生に涙あり」(水戸黄門)

このうち、竹内まりやさんの名曲「人生の扉」は、十年をひと区切りに刻みつつ、共に歩いていく二人を描いた歌詞が胸に響きます。(^-^)

人生、長いようで短い、或いは、時間ではなく濃密さ、、、いろいろなことが脳裡に浮かびますが、前を向いて歩いていくことこそが人生ではないでしょうか。(^_^)

「人生の扉」 竹内まりや

春がまた来るたび ひとつ年を重ね
目に映る景色も 少しずつ変わるよ
陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
気がつけば 五十路を越えた私がいる
信じられない速さで時が過ぎ去ると
知ってしまったら
どんな小さなことも覚えていたいと
心が言ったよ

満開の桜や色づく山の紅葉を
この先いったい何度見ることになるだろう
ひとつひとつ人生の扉を開けては
感じるその重さ
ひとりひとり愛するひとたちのために
生きてゆきたいよ

君のデニムの青が褪せていくほど味わい増すように
長い旅路の果てに輝く何かが 誰にでもあるさ

I say it’s sad to get weak
(私が「弱くなって行くのは悲しい」と言うと)

You say it’s hard to get order
(あなたは「年をとって行くのはつらい」と言う)

And they say that life has no meaning
(そしてみんな「人生には何の意味のない」と言うけれど)

But I still believe it’s worth living
(それでも「生きることは価値がある」と私は信じている)

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

さて、「奥の細道」より、今日の一句。

「荒海や佐渡に横たふ天河」 芭蕉

スケールの大きな句です。俳聖・芭蕉の力量を遺憾なく発揮したダイナミックな一句。(^。^)

(解説)
この句は「新潟県出雲崎」で詠まれたもので、奥の細道を旅する途上に立ち寄った場所でした。
日本海沿いにある出雲崎では、海岸から「金の島」と呼ばれた佐渡島を遠望することができます。
佐渡島は黄金伝説を生み、日本を支え続けた一方、古来より「罪人の島」としても知られており、かつては順徳天皇や日蓮、世阿弥など多くの流人が佐渡に幽閉されたと言われています。

(句意)
暗く荒れ狂う日本海のむこうには佐渡島が見える。空を仰ぎ見ると、美しい天の川が佐渡の方へと大きく横たわっている。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

日本海に浮かぶ佐渡ヶ島の島影と夜空に横たわる大きな天の川といった絵が目に浮かびますね。
理屈を超えた素晴らしい名句だと思います。( ^_^)/~~~

では、馬関より、返句献上申し上げます。

 「弘法や聳えし塔に鰯雲」 祖谷馬関

(注)京都には数多くの名塔がありますが、京都駅の近く、東寺の五重塔は殊に有名です。東寺は、遠く平安時代、弘法大師・空海が嵯峨天皇から賜った官立寺院。その頃は、東寺と対を成す西寺もあったのですが、後世に廃れてしまったそうです。

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