見出し画像

我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

🎻 まほろば、冴え渡る技巧 🖋

中高生の頃、関白宣言のヒットから火が付いた、ちょっとした「さだブーム」がありました。(^。^)

その頃にリリースされたアルバムが「夢供養」、、、すでにご紹介した「木根川橋」を含む名曲が並んだ傑作、名盤だと思います。(^-^)

すでに叙情派の旗手と呼ばれていましたが、このアルバムを聴いて、馬関的には「技巧派」と申し上げたい気持ちがありますね。(^_^)

文学的作品あり、コミカルソングあり、とバラエティ豊かなアルバムですが、歌詞の世界には、歴史文化に裏打ちされた深い教養と、それを歌曲として昇華させる「技巧」が感じ取れます。( ^_^)/~~~

なかでも、「まほろば」という曲は、奈良の春日大社、飛火野あたりを舞台にしており、単なる恋愛や失恋というよりも、もっと深遠な人の業、運命や悲哀を歌った名曲です。(^。^)

とりわけ、その教養や技巧が読み取れるのは、歌詞の展開に、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の構成を採り入れたり、サビの部分には、万葉集に題材を得た「黒髪に霜の降るまで」との表現を引用している点。(^-^)

また、「川の流れ」と「時の流れ」、或いは、「遠い明日しか見えない僕」と「足下の泥濘みを気に病む君」を対比して見せた上で、結びに「待てると言ったが、それは、まるで宛名の無い手紙」、「必ず嘘ではない、けれど必ず真実でもない」と締め括るなど、文学的妙技が冴え渡っています。( ; _ ; )/~~~

因みに、「まほろば」とは、「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の日本の古語。「まほらば」「まほらま」「まほら」ともいう。楽園。理想郷。漢字では、「真秀ろば」とも書くそうです。m(._.)m

 「いにしへの歌の心に打たれたり
     愛する人をまほろばと呼ぶ」

■YouTubeはこちら↓
「まほろば」
「夢供養」全曲

by 祖谷馬関

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事