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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

グレープ、感性の同調

今月6日、トルコとシリアを襲った地震、、、現地では、懸命の救助活動が続けられていますが、犠牲者は4万1200人以上に達したと報じられています。(T . T)

東日本大震災の死者数が1万5900人ですから、災害の様相は異なるとはいえ、今回のトルコ地震がいかに巨大かつ深刻なものであるかが伺い知れますね。m(__)m

一方で、トルコ南部で、およそ205時間ぶりに救出された女性が運ばれています。
零下まで下がる厳寒の中、救出作業を進めるためには、国際社会の援助が不可欠な状況です。(^_^)

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

昨晩、予約していたグレープのニューアルバム「グレープ・センセーション」が届きました。(^。^)

グレープとは、さだまさしさんがデビュー当時、吉田政美さんと組んでいたデュオの名前、、、もう五十年も昔の話です。(^_^)

さっそく針を落とす、、、ことはないですが、ステレオで聴いてみました。(^-^)

まず、全体的に「確かにグレープっぽい」、、、縁切寺・無縁坂・精霊流しと、当時の名曲が含まれていることもあるでしょうが、新曲たちもまた、往時のグレープっぽさを纏っているのです。(^。^)

グレープっぽさとは、勝手に定義すると、「日本的旋律」かつ「文学的歌詞」かつ「生活感と人間性」といったところでしょうか。(°▽°)

この点は、佐田&吉田両氏の狙いどおりなのでしょうが、よくよく聴いてみると、50年前とは何かが違う。( ; _ ; )/~~~

グレープのようでグレープでない、ベンベン!、なのです。(T . T)

と、考えると、、、その原因は「熟達と老練」ではないか、と思い至りました。(^。^)

決して技巧に走っている訳でもなく、感性が鈍っていることでもないのですが、デビュー当時の「荒削りだが瑞々しい」という「青さ」がない。(°▽°)

それは当たり前のことだし、何もこれを卑下することもない。ただ、時が流れただけのことなのです。(^-^)

ここまで考えて、ふと、「受け手にも問題ありなのでは?」との思いが浮かびました。
そう、アルバムを聴く私、馬関にもまた「熟達と老練」が訪れ、「瑞々しい青さ」が枯渇していることに気付いたのでした。(^_^)

ちょうど、数十年ぶりの同窓会で邂逅し、互いに「懐かしい、ちっとも変わってないねぇ!」なんて肩を叩き合ってはいるけれど、、、第三者から見ると、「外見も中身も著しく劣化しているのは明らか」ってやつですかね?!(◎_◎;)

老いることは悪くない、、、だが、時の流れもまた否めないものなのですね。
そんな当たり前のことを再認識する、良い機会となりました。( ^_^)/~~~

「老いらくや春挽糸の哀しさよ」 祖谷馬関

(注)春挽糸は春の季語。夏引く繭がでるまで、前年の繭から糸を引くこと。夏引糸よりも品質が落ちるとされる。

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