京都市内北部の「花脊」は、平安時代から修験者の行場であった「峰定寺」と、夏の「松上げ」の里として知られています。(^。^)
大悲山は、平安時代末期の1154年、山岳修験者である「三滝上人・観空西念」によって創建された「峰定寺」の境内として山全体が山岳信仰の地となっています。(^-^)
北大峰とも呼ばれ、山中には修験道の修練行場となっていた岩場があり、山麓の仁王門、その左右に安置されている金剛力士立像、山腹の本堂やその東北隅にある供水所はいずれも重要文化財に指定されています。(^_^)
花脊の「天然伏条台杉」は、アシウスギとも呼ばれ、日本海側の深雪地帯に多く生育している種類で、樹勢が衰えない、希な天然巨木として貴重と言われています。( ; _ ; )/~~~
花脊の「松上げ」は、毎年8月15日に行われ、お盆に迎えた精霊を送るとともに、火難除けや五穀豊穣を祈って、松明を籠に入れるお祭りなんですね。( ^_^)/~~~
川原に立てられた約千本の松明に一斉点火され、その後、高さ20メートルの燈籠木(トロギ)に取り付けられた大笠に向かって松明を投げ上げ、大笠に火をつけます。
男衆は点火を競い、手投げの松明を投げ入れる様は壮観で、燃え上がった大笠は引き倒されて、火の祭典はクライマックスを迎えます。(^。^)
「大悲山花脊の森の峰定寺の
天然杉に何請ふる秋」
by 祖谷馬関