インドネシアで起きた共産主義者大虐殺で兄を亡くした弟が当時の加害者たちの所へ訪れる。
インタビュー形式に展開する
初めは退屈で寝てしまったが惨劇を悪びれる事なく語る話はリアリティーに溢れグッと心に来る
★2.9
60年代に起きたインドネシアの大虐殺を、加害者側にカメラを向けて撮り上げ、日本を含む世界中でセンセーションを巻き起こした衝撃のドキュメンタリー「アクト・オブ・キリング」の姉妹編。今度は、虐殺で兄を殺された青年アディに密着し、彼が加害者と対峙し、その罪に迫っていくさまをスリリングに描く。
1960年代インドネシアで100万人もの命を奪った大虐殺の実行者たちにカメラを向け、各国の映画祭や映画賞で話題となった「アクト・オブ・キリング」のジョシュア・オッペンハイマー監督が、同事件を被害者側の視点から見つめなおしたドキュメンタリー。虐殺された男性の弟として生まれた眼鏡技師の青年アディが、オッペンハイマー監督が撮影した加害者のインタビュー映像に強い衝撃を受け、監督と共に加害者のもとを訪問。現在も権力者として暮らしている加害者に無料の視力検査を行なうことで彼らの警戒をそらしつつ、核心をついた質問の数々を投げかける。やがて明らかになる衝撃の事実を通し、「責任なき悪」のメカニズムが浮かび上がってくる。
2014年製作/103分/デンマーク・フィンランド・インドネシア・ノルウェー・イギリス合作
原題:The Look of Silence
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