⑲旅の終わり

サクラダファミリアからバスで

ガウディーの作品のカサ・ミラやカサ・バトリョを車窓から観ながら空港へ

バルセロナ発15時過ぎドバイ行きの出発なので空港内で軽く昼食を摂ったのですが

三時間の時差(時計を進める）があるので飛行後すぐに夕食が・・・

ドバイからの飛行機は一時間遅れ・・・

今回は乗り継ぎ便もすべてエミレーツ航空だったのですが

ビジネス料金はかなり高騰し旅行代金以上のプラスで

私たちには到底手が出なかったので

成田からドバイ間だけ往復プレミアム・エコノミーシートに

座席は2・4・2の並びで往復ともに窓側二席でした。

真ん中の席になったご夫婦は往復ともに横が空いていて良かったと・・

機体がエアバスなのでファーストクラスとビジネスは二階席

コックピットのすぐ後ろ階段を2～3段上がった場所両側にプレミアム専用トイレ

トイレの待ち時間がないのはストレスフリーで良かった！

ドバイから成田まで飛行時間（時差プラス5時間）10時間

南周りのヨーロッパは飛行時間が長すぎるので

そろそろ私たちもヨーロッパまでの旅は終わりになるかもしれません。

旅の記録は私自身の備忘録としていますので

後日、写真を入れ替えたり文章を追記する部分も有るかと。。。

⑱下船、バルセロナ(スペイン)

旅の九日目(12月6日）は最終地バルセロナに入港しました。

手荷物以外は前夜1時までに下船専用タグをつけて客室の外の廊下に出して置き

ターミナル内で荷物を受け取り専用バスに持って行くのですが

一組のスーツケース1個が行方不明に・・・

サクラダファミリアの予約時間が迫っていたので

私たちはバスで移動し後からタクシーで追いかけて来ることに

(見つかってサクラダフアミリアで無事合流）

日本人の（外尾悦郎氏）主任彫刻家が初めて担当した

生誕のファサードのハープを持った天使の彫刻

2017年に訪れた時から七年半

何処が変わったのかは素人目にはまるで解りませんが

記憶は定かではありませんがミュージアムショップが

以前より広く後ろに建物が付け足されているような・・・

入場チケットは時間指定の予約制なのに

セキュリテイーチェックが飛行場と同じ位厳しく人によってはボディタッチも有

入るまでの待ち時間が長い・・・

祭壇の前にはステンドグラスの色が陽の光によって

微妙に変わっていくその美しさを

椅子に座ってじっと眺めている人もいて

金曜日のせいもあってなのか教会の前の道も混み合っていて

お隣の公園ではXmasマーケットが開催中でこちらも賑やか・・・

マーケットで記念に小さなお人形を残った小銭で買ってきました。

我が家にもいくつかあるリヤドロのお人形は今はもう欲しくもないのですが

それより現在では私が買える値段ではなくなっていました(笑）

そしてここでもう一つ事件が・・・

集合場所で待っている時に娘さんと参加していた親子の

母親の肩にかけていたスマホが

ストラップとケースはそのまま残っていて

本体だけがあっという間に奪われたのでした。

添乗員さんが少し犯人を追いかけていましたが(;ﾟロﾟ)

旅の最後に悲しい思い出が出来てしまった親子は本当にお気の毒でした。

⑰終日航海日

バレッタの翌日最終下船地のバルセロナまでは

終日航海日になります。

MSCの船はカジュアル船ですので

夕食時の服装の指定も厳しくないのですが

一応バレッタの夜はエレガント（フォーマル）指定

殆どの男性がジャケットにネクタイ・・・女性はワンピースやロングスカート

添乗員さんたちも少しお洒落して！

新婚さんたちにツアー会社から特別に

お祝いのホールケーキが用意されていて(私たちにもおこぼれが)

記念の写真撮影があってとても楽しそうでした。

新婚ご夫婦の船室にはシャンパンと果物籠のサービスがあったと・・・

夕飯のメニューは毎日添乗員さんが日本語訳を付けてくれます。

広い船内なので最終日に近づいた時になって

やっとどこのエレベーターに乗っても

自分たちの部屋の方角がわかるようになり迷わなくなりました(;ﾟロﾟ)

船室の窓から外を見ると

上の階二いる人がベランダに出て鴎に餌をやっているらしく

鴎の群れが騒々しく集まってきていました。

長い滑り台に乗ってみようかと言っていたのですが

結局最後までびびったのか乗らず。。。

床がシースルーになっている場所もあり高所恐怖症の人は？

毎夕食時に添乗員さんが翌日の予定と

船内の催事を翻訳しコピーして渡してくれるので

イベントやシアターのショーを

興味があるのがあれば前もって予約しておき観に行ったり・・・

カラオケルームではイタリア人がカンツォーネを歌っていたり

合間にお孫ちゃんの可愛い姿も・・・

ダンス教室ではタンゴやルンバのレッスンに出席している新婚ご夫婦も(奥さんがダンスをやっていると)

有料レストランは利用している人は少なく何処も空いていました・・・・

⑯バレッタ（マルタ共和国）

七日目はいつもより遅く午前9時にバレッタに入港なので

朝ご飯もゆっくり・・と思ったらツアーの集合が8時45分

時間に遅れる方がいるので10分から15分早めたそう～～

こうすると出口が混み合わないうちに下船出来るから・・と

堅固な要塞の上に立っているバレッタは入港風景が（要塞の中を）圧巻なので

添乗員が一番好きという港でした。

港から丘の上にある旧市街までは徒歩とエレベーターに乗って15分

マルタ騎士団長の宮殿（現大統領府）

聖ヨハネ大聖堂の外は石灰岩の質素でシンプルな建物ですが

中は驚くほどバロック様式で豪華絢爛！

マルタの画家カラバッジョの残酷な二点の絵画が美術館に展示されていました

この日のツアーは11時までと短かったので

スーパーマーケットSPARでマルタワインと

娘に頼まれたジェノベーゼソース

(本場のジェノバでは買わなかった）やチューブ入りのトマトソースを何本か買い

1937年創業の老舗カフェ「コルデイナ」でランチにすることに

お店の前の広場もテラス席になっているのですが

私たちは天井のフレスコ画が見事な店内で

主人はマルタ料理をと進められたトマト味の肉団子のような料理

私は鶏と卵のパニーニを

どちらにも山盛りのフライドポテトとポテトチップが(;ﾟロﾟ)

食べられずに半分ぐらい残してしまったので

「持って行く？」と聞かれましたが船内は食べ物が豊富なので

丁重にお断りしたのでした。

町歩きをしながらこじゃれた雑貨屋に入って

朝食用にと二枚のお皿を買ったのですが

何も包まずそのまま渡されて・・・

包んで欲しいと言ったら渋々破れかけたプチプチをくれただけ

添乗員さんお勧めのマルタワイン(赤）を1本だけ買ってきました。

DOKと(品質保証）刻印された物を買うようにと言うことでした

外で買ったアルコール類は船内には持ち込めない決まりですが(預けて下船日に返却される）

セキュリティーでは1本だけだったからか面倒だからか船室に持って行けと！

 

 

⑮パレルモ/シチリア島（イタリア）

クルーズ六日目（12月3日）午前九時にパレルモ入港

標高約300ｍほどの小高い山の上にある

モン（山）レアーレ（王の）の大聖堂へ

駐車場から80段程の階段を上り降りして聖堂内に

（希望者は乗り合いタクシーで上まで行けるというので私たちもタクシーで）

大聖堂内に入ると壁一面に息をのむような金箔のモザイク・・・

世界遺産パレルモの中心部にはバスが入れないので

バスを降りてから一時間半ぐらいの徒歩観光になりました。

「クァットロ・カンティ」は“四つ辻”の意味で

パレルモの旧市街の中心地

パレルモのソールフード・アランチー二（ライスコロッケ）

「Ke Palle arancine d'autore 」は、旧市街の中にあるアランチー二専門店です。

お隣は映画「ゴッドファーザー」に登場する

イタリア・シチリアの伝統菓子「カンノーリ」のお店

両店ともに若者の観光客でかなり混雑していました。

新市街地と旧市街地のほぼ真ん中に位置する

マッシモ劇場は

19世紀末にパレルモが経済的に豊かに発展した時代に建設されたそう～～

ゴットファーザーのパート3で

娘が流れ弾に当たって亡くなるシーンを思い出します。

まだ家に録画してあるのでもう一度観たいと・・・

 

マッシモ劇場でツアーは解散してそれぞれ自由散策しながら船に戻ります。

ライスコロッケやカンノーリのお菓子も魅力だったのですが

お店までいま来た道をかなり戻る気力は無かったので

目についたZARAで買い物をして船に近づく道沿いにあったカフェで

トマトとモッツァレアチーズとツナのサンドイッチをシェアーして

ドリンクは歩き疲れて喉がカラカラだったのでコーラーを

⑭船内での食事

七泊八日のクルーズ中の朝ご飯と夕飯は船内で食べることになります。

お昼は観光中に外で済ませたり

帰ってきてからオープンしている場所で軽く食べたり

夕飯は決められたツアーのテーブルで来た順番に座って摂ることが多いのですが

朝は早く目が覚めるので一番最初の6時半にオープンする

19階のビュッフェレストランに行くことが私たちは多かったのですが・・・

ジュースマシーンやコーヒーにお茶の各種フレーバーのテイーバック

ドリンクパッケージがあるので500㍉の水のボトルや

カプチーノはオーダーするとテーブルに運んでくれます。

食事内容は毎日同じラインナップですが

その日の気分で選びます。

こちらは5階のオーダー式テーブルでの朝ご飯ですが

食器がプラスティックから硝子や陶器なのが落ち着きますが

内容はほぼ同じ・・・自分の好みに偏るのですが

夕飯時に一度だけ気分を変えてビュッフェで食べてみました。

この時期の果物は西瓜やメロンに洋梨

切らずに皮も剥かずにそのままおいてある物は

リンゴ、洋梨、キウイ、オレンジ、みかん

そのまま食べられるみかんは1～2個部屋に持って帰ることもありました。

メインダイニングの夕飯は私たちのツアーは5時半からと決まっていたので

12人ぐらい座れる長いテーブルが3～4列あって

行った順に座るので（何人かいたヨットクラブの方は別の場所）

いつも違ったメンバーと顔を合わせることになります。

新婚サンと隣り合わせになると

卒業大学が我が家の近くだったり

実家が私たちが住んでいた伊豆高原近くの人もいて

意外に楽しく話しが弾んで新鮮でした。

イタリア船なので間違いないだろうとメインはパスタを選ぶことにしていました。

主人は殆どがメインだけとデザートはバニラアイス（笑）

若い方はスターターを二品とデザートも二品オーダーしている方もいて

さすがに若者は残さず綺麗に食べていました！

ドリンクはスパークリングワインのスイートを

主人は赤ワインを一度頼んでいましたが他の日はお水で

⑬ローマ

現地時間12月２日午前７時にイタリアのチビタベッキアに入港!

港を出発してローマ市内(コロッセオ）までは80㌔バスで90分

そこからはローマ市内のバス入域規制が厳しいので徒歩観光になります。

歩くのに困難な方や他を回りたい方は（タクシーなどを利用して）

スペイン階段の上にある

ホテルエデン前の道路に停車しているバスで待ち合わせです。

最初から別行動でバチカンのチケットをネットで予約したので

朝早く船会社のシャトルバスを使うという方もいました・・・

私たち夫婦は別々の時期でしたが（かなり昔）バチカンには行ったことがあるので

ローマ観光の定番、コロッセオにトレビの泉とスペイン階段まで

ロマーに来る度に訪れたことがあるのですが

皆さんと一緒に歩いて行くことに！

トレビの泉は修復中でコインを投げ入れる池は布で覆われ橋が架かり

どうしてもコインを投げたい人のために水槽のような物が用意されていましたが（笑）

私はもうローマには訪れることは無いだろうと

コインは投げませんでした。。。。。

ここの角の店のジェラードは（ピスタチオとマンゴーをチョイス）相変わらず美味しかった！

コロッセオからスペイン階段まで見学しながら歩いて２時間弱

そこからは自由見学とお昼休憩が２時間あったので

とりあえず私たちは目についたレストランに入って昼食にしました。

主人はボンゴレのパスタ

私はピザでマルガリータ・・二人ともコーラーと薬を飲むためにボトルの水を

食後にカプチーノでチップを入れて合計60€でした。

有名ブランドが並ぶコンラッド通りですが

お客さんが並ぶ為に敷かれた絨毯にも並ぶ人影はなく

日本人もですがC国の方のブランド熱はもう冷めたのか

それとも両国ともに景気がふるわないためなのか。。。

路上で甘栗を一袋５€で買ったのですが

まるで甘みがなく美味しいとは言えなくて

たまたま出会った同じツアーの二組のカップルに

無理矢理押しつけて食べてもらいました（笑）

⑫船内での過ごし方

プールは屋外と屋内そして子供用にジャグジーなど

ジムやサウナも無料と有料の施設があって

床屋に美容院そしてエステと何でも揃っています。

今回のツアーはドリンクパッケージと

容量は少ないのですがWi-Fiも入っていたので便利でした。

エレベーターは一ヵ所に10基あるのですが

自分が行きたい階のパネルを押すとAとかBとか記されるので

各階に停まることがないので乗船客が多い割に

混んで乗れないこともなくスムーズに移動ができます。

観光が終わって午後の早い時間に船に戻って来た時は

船内をブラブラしたり

通りを見渡せるカフェで各国の人たちをゥオッチングしたり

船室のベットで寝転んで本を読んだりして過ごしました。

20階から8階までらせん状になった長い滑り台は

小、中学生ぐらいの子供がいたら混雑したのでしょうが

時期的に幼児以外の子供が少なかったので

新婚さんたちは並ぶこともなく乗れたようです。

夜のショーは予約制なので

アプリや部屋のテレビから前日に興味のあるものを予約します。

殆どが一日二回公演で私たちのグループは夕飯が5時半から7時半なので

7時15分～30分開演のショーを観ることに！

予約なしでもショーの開演時間に行き席があれば入る事は出来ます。

シアターのバーも

ソフトドリンクやグラスの白・赤とスパークリングワインにビールも

ドリンクパッケージに入っているので

アルコール好きな方たちは喜んで飲んでいました。

シルク・ドゥ・ソレイユに似た華やかなショーだったり

元オリンピック体操選手のアクロバッティックパフォーマンスもあって楽しめました。

⑪ジェノバ（イタリア）

旅行に出て四日目には（現地時12月1日）ジェノバに入港でした。

港湾都市、中世には共和国として栄え、

商工業が発展した都市でイタリアの金融業の中心地だそう～～

私たちが乗ってきた（MSC)船会社の所有者の大邸宅も丘の上にあるそうです。

今回の旅行中は一度も傘を差すことがなく

お天気に恵まれました。

日中は町歩きで15000歩以上になり船内でも

朝食と夕食そして夜シアターやバーラウンジのショーを観に行くと

船内が広いので2000歩ぐらいになるので

旅行中は一日平均18000歩ぐらいになりました。

窓を開けるとひんやりした空気が部屋に流れて毎朝気持ち良かった！

朝食レストランはビュッフェが二カ所とテーブルオーダーが一カ所あるのですが

殆どが一番早い6時半オープンの19階のビュッフェで食べていました。

食事の内容は毎日ほぼ同じなので日が経つにつれて飽きてきますが・・・

9時から三時間、バスを使って（丘の上までバスで後は徒歩観光）世界遺産ジェノバの新街路

ドゥカーレ宮殿やフェラリー広場にサンロレンツォ教会などの市内観光でした

丘の上から船を観ると21万トン、乗客、乗員合わせて8000人ぐらい

20階建て長さは東京タワーの高さと同じとかその巨大さがよくわかります。

地元のガイドさんお勧めのフォカチャが美味しいというお店に

グループのみんなが並んで買い

私たちは一枚を二人で分けて食べただけですが・・・

その後はそれぞれが自由解散だったので

シニア夫婦のは未だ時差を引きずっていたので

添乗員さんたちと一緒にバスで船に戻り

船内のピザレストランで（無料）軽く昼食にしました。

⑩マルセイユ（フランス）自由散策

クルーズの最初の寄港地はマルセイユでした。

朝八時に入港したのですがお隣には大きな軍港戦が停泊していて

のんびり船旅を楽しんでいる私たちは複雑な気持ちになりましたが・・・

朝食を済ませてクルーズ会社の無料シャトルバスで港の外まで行き

その後は歩いて旧港の中心地まで添乗員さんに案内されそこから自由散策です。

殆どの人は観光用トラムで往復出来る山の上にあるノートルダム寺院に見学に行ったようですが

私たちは以前に見学したことがあるのでパスし

ちょうど開催されたばかりのXmasマーケットを覗いたり

フランスの何処にでもあるスーパーのモノプリや

こちらも代表的なデパートのギャラリー・ラファイエットに入って

マルセイユ石鹸やポプリやチョコレートなどのお土産を物色したり・・

歩き疲れたので港のそばのカフェでサンドイッチとカフェオレで軽いランチにしました。

スマホを向けるとクレープ屋さんのおじさんが

カメラ目線で大げさなポーズをしてくれました。

色々なフレーバーのお茶が秤り売りされていましたが

ビュッフエレストランに置いてある種類豊富なティーバックから

毎朝二つ三つと頂いてお持帰りして来たのでかなリの数になりました（笑）

私はカフェインの入っている物は夜は飲めないので

冬の夜長には頂いてきたカモミールティーを飲もうと思っています。

Xmasマーケットは夜になると華やかで綺麗ですが

殆どが船の出港は午後6時。。。最終帰船時間が5時30分なので

どの街のクリスマスマーケットも日中だけの見学で残念でした。