J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日のラーメン(チャーシューラーメン味噌@大幸家 日野店)

2024年03月29日 | ラーメン(多摩)


今日は雨のち晴れ。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、雨が降っていた。今朝の気温は14℃で、強い南よりの風が吹いている。雨脚は弱いものの、突風のような強い南よりの風が吹いていて、時折雨が叩きつけるように降っていた。傘を差していても、風にあおられて傘を差すのが困難なくらいに強い風が吹いている。風がヒンヤリと感じられた。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。新宿駅に到着すると改札を抜けて、地下道を歩いて職場に向かった。職場に着いて西側の窓から外を見渡すと、東京の上空には灰白色のガス状の雲が広がっている。雨は降ったり止んだりの空模様で、強い風にあおられて街路樹の木々が大きく揺れていた。遠くに見える市街地はガス状の雲で霞んで見える。時折、窓に叩きつけるような雨が降っていて、強風にたわむ建物の音と重なって、まるで台風を思わせるような荒れ模様の天候となった。

雨は昼過ぎに止んだ。昼間の最高気温は22℃で湿度が高く、強い南よりの風が吹いている。お昼休みに外に出てみると、嵐が過ぎ去った後のような生ぬるい風が吹いていて、空気がシメシメと感じられた。強風で広場の木々の枝が大きく揺れている。今日は東京でサクラの開花が発表されたとのこと。広場のサクラの蕾もだいぶ膨らんできた。午後になって、西の方から青空が広がってくると、強い日射しが降り注いできた。
今日は3月最後の平日である。自分の人事異動は無かったが、年度末ということもあり、周囲には異動する人や退職する人がいて、夕方まで慌ただしかった。夜、仕事を終えて帰宅の途につく。いつもより少し早めに帰ったこともあって、新宿駅の中央線快速電車の下りホームはかなり混み合っている。中央・総武各駅停車線で三鷹まで行き、三鷹駅で中央線快速電車に乗り換えた。

電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。今日は夕食を食べて帰るか、途中のスーパーで惣菜を買って帰るか、考えあぐねていた。駅舎を出ると、甲州街道を挟んで反対側にラーメン屋「横浜家系ラーメン 大幸家 日野店」がある。


今年1月下旬に開店したこの店は、「チキンはいつも正解」という看板を掲げたテイクアウト専門の韓国料理店「キングチキン」を兼ねている。ちなみにこの店のあった場所には、お好み焼きとたこ焼きのテイクアウト専門店「てこや」があった。
狭い敷地によくイートイン形式の店をオープンしたなと感心するような造りの店は、用水路と甲州街道に挟まれた場所に設けられている。以前から興味を引いていたこともあって、今日はこの店に入ることにした。


甲州街道沿いに面した店の造りの右脇に店に入る入口がある。狭い店内には、逆「く」の字形にカウンター席が6席配されていた。店員は1人でアジア系の男性がワンオペで料理をしている。テイクアウト専門店の店員を兼ねているようだが、夜の注文は売り切れらしく、来る客に断っていた。
カウンターの1つに腰を下ろす。カウンターの棚の上には箸箱が置かれていて、その上に重ねたコップが並べられている。その脇に冷水の入ったポットと紙ナプキン立て、テイクアウト専用のメニューが並べられていた。

コップを1つ手に取り、冷水のポットから冷水を注いでカウンターテーブルの上に置く。カウンターテーブルの上には醤油とラー油、お酢、豆板醤、コショウ、白胡麻、おろしニンニク、おろし生姜、ダイスカットのたまねぎ、漬物といった各種調味料や薬味、トッピング等が置かれている他、レンゲと楊枝、注文票、メニューが置かれている。ちなみに漬物はキュウリの紫蘇漬けである。注文票には赤ペンが添えられていた。
お冷やを飲みながらメニューを眺める。注文は注文票に赤ペンでチェックを入れて注文するとのこと。


注文したのは「チャーシューラーメン」である。スープは「味噌」にした。好み選択は「麺硬さ」を「柔」とし、「味濃さ」「鳥油」は「普」とした。
更に「ライス1杯無料」ということなので、「ライス大」を注文する。注文票をカウンターの上に置くと、店内を見渡した。


テイクアウト料理のメニューはラミネートされたA4の紙2枚を綴っている。メニューは「チキン」「サイドメニュー」「食事メニュー」「一品料理」「ドリンク」「その他」で構成されていた。
しばらくして料理が一式カウンターの中から出された。


さっそく紙ナプキンを1枚取り、箸とレンゲを取って食べることにする。
「チャーシューラーメン味噌」の麺は中くらいの太さのストレート麺で、とろみのある味噌豚骨スープに浸かっている。麺の上には大きなハムのようなチャーシューが5枚、丼を覆い尽くすように載せられていて、ほうれん草と刻みネギがトッピングされており、海苔が3枚添えられている。


最初に海苔をスープに浸して、ライスを巻いて食べることにした。ライスは小ぶりのお碗に山盛りに盛られている。


チャーシューをずらし、スープに海苔を浸してライスの上に載せた。ライスを巻いて口に入れると、しっかりとした歯応えの海苔にスープの旨味がライスに適度に染み渡る。ライスはやや固めに炊かれていて、適度な歯応えが美味しい。ライスが口の中でパラパラとほどけて、スープをたっぷりと含んだ海苔と共に喉の奥に消えていった。
海苔を食べてしまうと、続いてレンゲでスープを掬って飲んでみた。注文票にあったように仕上油には鳥油を使っているらしい。とろみのあるこってりめのスープは豚骨の甘さに味噌の旨味が合わさった濃厚な味わいで美味しい。

麺を食べる。系列の別の店で製麺しているという自家製麺は弾力のある歯応えでスープがたっぷりと絡まって口の中に入ってくる。麺を食べているとほうれん草と刻みネギも麺に絡まって口の中に入ってきた。シャキシャキとした刻みネギに、スープをたっぷりと吸ったほうれん草がジューシーで美味しい。
麺の上に広げられたチャーシューを食べる。薄いチャーシューは大きくて、脂身が少なく、ハムのような食感である。赤身は肉の旨味が感じられて美味しい。スープに浸したチャーシューでライスを巻いて食べると、また格別の旨さである。まさに肉巻きといった感じで、ボリュームがあって美味しい。残りのチャーシューもライスを巻いて食べてしまった。

再び麺を食べる。麺があらかた無くなったところで、レンゲでスープを掬い、ライスに注ぎ入れた。ライスがスープに浸るくらいになるまで注いだところで、適量のおろしニンニクをライスの上に載せ、かき混ぜるようにしてライスを食べる。ニンニクを入れたスープはガツンとした味わいで、サラサラとライスを食べると、身体が熱くなってきた。
最後にスープを飲み干し、完食。美味かった。満腹で大満足である。コップに残った冷水を飲み干すと、丼とお碗をカウンターの上に上げた。代金の精算はクレジットカード、電子マネー、コード払い、現金のいずれも使えるようだが、とりあえず現金で支払った。帰り支度をして店を出る。

ラーメンを食べてすっかり体が熱くなった。外は湿度が高くて、ムシムシとした陽気である。ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出すと、汗を拭いながら帰宅の途につく。
空を見上げると、暗く澄んだ空に星が瞬いていた。昼間で降った雨で濡れた路面は既に乾き始めていたが、まだ所々の路面はしっとりと濡れている。濡れた風が少し涼しかった。


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