J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日のランチ(あこう粕漬け焼き定食カキフライ付き@六右衛門)

2024年01月25日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に凍てついたような暗い空が広がっていて、星が凍り付いたような冷たい光を放っている。今朝の気温は-6℃で、今季一番の冷え込みとなった。湿度が低く、冷たい西よりの風が吹いている。出勤のために扉を開けると、冷凍庫を開けたような冷気が室内に流れ込んできた。外に出ると、駐車場に停まっている車のボンネットが凍り付いていて街灯を受けてキラキラと光っているのが見える。肌を刺すような風が吹いていて、凍えるような寒さである。アスファルトの路面が凍り付いたように、足下からも冷気が立ち上っているように感じられた。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。新宿に着くと、地下道を歩いて職場に向かった。地下道から外に出ると、上空には澄んだ薄藍色の空が広がっていて、東の空が白々と明るくなっている。職場のあるフロアの窓から西の方角を見渡すと、西北の方向に黄金色の円盤のような月が浮かんでいるのが見えた。薄藍色の空に溶け込んだ山のシルエットに沈んでいくかのように月が次第に細くなっていく。正面には関東山地の淡いシルエットが横たわっていて、白く冠雪した富士山が朝日を浴びて紅を差したようにほんのりと朱く染まって見えた。

今日は午前中に都内に出張することになっていて、始業時間を少し過ぎた頃に外出した。電車と新交通ゆりかもめを乗り継いでテレコムセンターに向かう。午前中の業務を終えると既に昼を過ぎているので、昼食を食べて職場に戻ることにした。お昼は同じテレコムセンター内にある居酒屋「六右衛門」で食べることにした。


店頭に置かれたスタンドにランチメニューが書かれた紙が貼られている。


店先でランチメニューを眺めていると店員が奥から出てきたので、そのまま店内に入った。
店内は入口から見て店内中央に10人掛けのテーブル席が1卓とその周囲に6人掛けのテーブル席が6卓配されているスペースがあり、その周囲に8人掛けのテーブル席が配された個室が2室と4人掛けのテーブル席が配された個室が2室ある。店の左手奥に厨房があるようだ。厨房に面してカウンター席が3席配されている。

店員に案内されて、テーブル席の1つに腰を下ろした。席に座ると空の湯呑みと冷たいおしぼりが運ばれてきた。卓上には醤油差しと七味唐辛子、楊枝、ポット、タッチパネルが置かれている。ポットから湯呑みに熱い麦茶を注ぐと、麦茶を飲みながらタッチパネルを操作した。
タッチパネルの「ランチ」タブにに表示されたメニューを眺める。


メニューをスクロールさせた。


一番下には「うな重」「せいろ蕎麦」「えび天重 定食」となっている。


左側のタブには「ランチ」「単品」「甘」「ビール・ホッピー」「サワー・酎ハイ・ウイスキー」「焼酎グラス」「焼酎ボトル」「カクテル・果実酒」「ワイン・他お酒」「ソフトドリンク」がある。
一番上のメニューから「あこう粕漬け焼き定食カキフライ付き」定食を注文することにした。「ごはん大」で料理を注文する。


料理を注文すると、麦茶を飲んで少し店内を見渡した。自分が入店たときはまだ2卓ほどしか埋まっていなかったが、次第に客が増えてきた。テレコムセンター周辺は飲食店が減ってしまったこともあって、ランチを取れる店が少なくなってしまった影響だろうか。
しばらくして料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。


さっそくおしぼりで手と顔を拭くと、味噌汁を飲むことにする。味噌汁は油揚げとタマネギが入っている。ダシを吸ったジューシーな油揚げにタマネギが甘くて美味しい。


続いてさっそく「あこう粕漬け」に箸をつけることにした。「あこう粕漬け」には大根おろしが添えられている。


メニューには玉子焼きが1切れ添えられているのだが、それは無いのか。店員に聞こうとしたが、店員は忙しく店内を歩き回っているし、聞こうにも聞けそうにない。
大根おろしに醤油を垂らす。


魚をひっくり返して、骨を取ろうとしたのだが、ちょっと骨の置き場が欲しくなって、先にカキフライを食べることにした。小鉢に入ったカキフライはちぎったレタスの上に1個載せられていて、タルタルソースがかけられている。


カキフライにかぶりつく。カリッとした衣の中にはジューシーなカキが詰まっていた。ミルキーな甘さと旨さが口の中に広がる。タルタルソースの淡い酸味がカキの旨味に合わさって美味しい。
カキフライを楽しみながらライスを食べる。固めに炊かれたライスからはほのかに湯気が上がっている。


米粒の弾力のある歯応えを楽しみながらカキフライとごはんを交互に食べる。カキフライを食べてしまうと、下に敷かれたレタスも片づけた。
あらためて「あこう粕漬け」を食べることにする。骨を取り、カキフライの入っていた小鉢に骨を退避させた。「あこう」はキジハタの別名で、深海で採れる高級魚である。骨を除くと、ダイコンおろしをたっぷりと載せて口に運んだ。ほのかな酒の風味が「あこう」の旨味を引き立てている。上品な白身の味わいに程よい脂がのっていて美味しい。

「あこう粕漬け」を食べながらご飯をかき込む。皿の上に載せられた「あこう」は小ぶりの魚で骨が硬く、少し注意深く食べた。骨をしゃぶるように食べてしまうと、残りのご飯は小鉢のひじきの煮付けで食べる。ひじきの煮付けには糸こんにゃくとニンジンが入っている。


ひじきの味わいに糸こんにゃくとニンジンの食感がアクセントになって美味しい。ひじきの煮付けが無くなったところで、お新香も食べる。お新香は野沢菜とキュウリの紫蘇漬けである。


お新香とご飯を食べてしまうと、お椀に残った味噌汁を飲み干して完食。美味かった。湯呑みに再び暑い麦茶を注ぎ、少しゆっくりと麦茶を飲む。お茶を飲み干すと、卓上にある伝票を持って入口脇のレジに進んだ。
代金は現金又はコード払い、Suicaとなっている。クレジットカードのマークはあるのだが、クレジットカードは使えないとのこと。仕方ないので、Suicaで支払いを済ませると店を出た。

テレコムセンターから新交通ゆりかもめに乗って、職場に戻る。日中は晴れて青空が広がった。南に広がる海面に水平線上に白い綿雲が連なっているのが見える他、北にも雲が浮かんでいて西から東に雲がゆっくりと流れていくのが見える。
都心はほぼ快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっていた。昼間の最高気温は10℃を下回るくらいで湿度が低く、乾いた北よりの風が吹いている。眩しいほどにたっぷりと降り注ぐ日射しの温もりが感じられるものの、塵ひとつ無い透き通った風が氷のように冷たく感じられた。

夜、仕事を終えて職場を出る。地下道を歩いて新宿駅に着くと、電車に乗って帰宅の途についた。
日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜ける。駅の外に出て空を見上げると、東の空に丸い月が浮かんでいるのが見えた。月の周囲には星が瞬いているのが見える。カラカラに乾いた北よりの風が身を切るように冷たく、吐く息が白く見えた。


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