今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いている。今朝の気温は0℃を下回って、6日ぶりの氷点下の朝となった。湿度/が低く、北よりの風が吹いている。出勤のために玄関の扉を開けると、冷凍庫を開けたような冷気が室内に流れ込んできた。外に出ると、塵ひとつ無い空気が氷のように冷たく感じられた。風が固いガラスのように、身を切る寒さである。吐く息が白く見えた。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。新宿に着くと、地下道を歩いて職場に向かった。地下道から外に出ると、上空には澄んだ薄藍色の空が広がっていて、東の空が白々と明るくなっている。職場のあるフロアの窓から西の方角を見渡すと、まだ眠っているような市街地の先に関東山地の青いシルエットが横たわっていて、正面に冠雪した純白の富士山が鎮座しているのが見えた。朝焼けの光を浴びて薄く紅を差しているように見える。東の方角を見渡すと、ビルの合間から綿雲の雲海のような雲が地平線付近に広がっているのが見えた。雲の上は赤く染まっていて、雲海のシルエットが黒々と見える。次第に空が明るくなってきた。
今日は現場調査があり、午前中に外出する。車に乗って青梅に向かった。現場に着いて車から降りると、北よりの風が吹いていて、凍えるような寒さである。コートを着ていても風が日中は晴れてはいるものの、雲が多くてスッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は6℃で湿度が低く、空気がカラカラに乾いている。上空には青空が見えているものの、日射しがなくて、凍えるように寒い1日となった。コートを着ていても、カラカラに乾いた風が容赦なく吹き付けて、冷気が肌を刺すような寒々とした陽気である。ダウンコートを着てくれば良かったと後悔した。
昼間は屋外で現場調査をした後、再び車に乗って立川に向かう。立川で挨拶を済ませて、西立川駅に着く頃には既に定時になっていた。今日は直帰をすることにして、帰宅の途につく。途中で買い物をしていくことにして、足を延ばして豊田駅に向かった。
豊田駅に到着すると、改札を抜けて駅の外に出た。駅北口にあるイオンモール多摩平の森に向かう。買い物を済ませたところで、ちょっと疲れを覚えた。今日は車に乗っている以外はほとんど立ちっぱなしだったので、ちょっと休憩をしたい気分である。そこで、イオンモールの入口脇にあるカフェ「スターバックスコーヒー イオンモール多摩平の森店」に入店する。
店内のテーブル席がたまたま空くところだったので、荷物を置いて席を確保すると、レジに向かった。レジ脇のショーケースの中には17日に発売になった「生チョコ in チョコレートパイ」があったので、このケーキを注文することにした。今日は寒かったこともあり、ホットドリンクにしようかと思っていたのだが、同じく17日に発売になった「ホワイトオペラフラペチーノ」の魅力に抗しがたくて、フラペチーノを注文することにした。店内は空調が効いていることもあり、買い物でイオンモール館内を歩き回っていたこともあって、冷たいフラペチーノも悪くない。レジで「ホワイトオペラフラペチーノ」のトールサイズを注文することにして、店内用のグラスに入れてもらうことにした。
スマホでスタバのアプリを起動し、貯まったStarをドリンクと引き換えることができるeTicketに交換する。ドリンクのeTicketで店内価格713円までの好きなドリンクと引き換えることができる。店内価格713円を超えるドリンクはなかなか無かったが、「ホワイトオペラフラペチーノ」は店内価格が790円と結構高い。eTicketを使用すれば、安価に飲めるので、今回は貯まったStarを活用することにした。
残額をスタバカードで支払うと、ケーキの載ったトレーを受け取る。トレーを持って奥のカウンターに行き、店内グラスに注がれたフラペチーノをトレーの上に載せた。更に冷水とスプーンをもらい、トレーを持って確保したテーブル席に運んだ。
席に着くと、さっそく紙おしぼりで手を拭く。続いて「ホワイトオペラフラペチーノ」を飲むことにした。
「ホワイトオペラフラペチーノ」はホワイトチョコレートパウダーとホワイトチョコレートチップ、アーモンドミルクをブレンドした、ドリンクベースにホイップクリームとホワイトチョコレートグラサージュソースを平らに重ね、キラキラと華やかに輝く金粉パウダーを飾った白いオペラケーキのようなフラペチーノである。艶やかで高級感が感じられる。
フラペチーノに紙ストローを挿して、勢いよく吸い込んだ。まろやかで優しい甘みを感じる味わいにホワイトチョコレート感を存分に楽しめる。アーモンドミルクのコクのある甘さにホワイトチョコレートチップが食感のアクセントになっている。表面の金粉パウダーが豪華さを演出しているフラペチーノは、まさに飲むホワイトオペラである。見た目も味わいもホワイトチョコレート感が満載で美味しい。
紙ストローから口を離すと、今度はスプーンで表面のホイップクリームとホワイトチョコレートグラサージュソースを掬って口に運んだ。艶やかなホワイトチョコレートグラサージュソースはトロリとしていて、練乳のようにミルキーな甘さで美味しい。濃厚でミルキーな甘さに今日の疲れも吹き飛んでいくように感じられた。
「ホワイトオペラフラペチーノ」を半分くらいまで飲んでしまったところで、ケーキを食べることにした。
「生チョコ in チョコレートパイ」はオーブンで2度焼き上げたパイ生地にココア生地、チョコレートムース、生チョコレートを重ね、チョコレートクリームと削りチョコレートをトッピングしたケーキである。
フォークでケーキをカットして口に運ぶ。なめらかで後味がすっきりとしたチョコレートムースに濃厚な風味の生チョコレートの組み合わせが美味しい。幾層にも重ねられたさまざまなチョコレートの風味や食感が楽しめる上に、サクサクのパイ生地にビターでしっとりしたココア生地がケーキにボリューム感を与えていて、食べ応えがあって美味しかった。
ケーキを食べてしまうと、再び「ホワイトオペラフラペチーノ」を飲む。ちょっと落ち着いたところで、ビジネスリュックサックの中から文庫本を取りだして、「ホワイトオペラフラペチーノ」を飲みながら本を読んだ。
やがてフラペチーノの入ったグラスが空になると、冷水をグラスの中に注ぐ。グラスの中のクリームを溶かしながら冷水を飲むと、口の中がスッキリとしたような気分になった。グラスの中の冷水が無くなったところで、文庫本をビジネスリュックサックにしまい、食器を返却する。店を出ると、豊田駅に向かった。
外に出ると、日が沈んで空は薄暗くなっていた。雲はゆっくりと北から南に流れている。東の空に昇ってきた丸い月が雲から抜けて、煌々と光を放っているのが見えた。
豊田駅から電車に乗って帰宅の途につく。日野駅に到着すると、すっかり空は暗くなっていて、凍てついたような空に月が貼り付いたように見える。月の周囲には数個の星が瞬いているように見えた。乾いた風が冷たく、まるで氷室の中を歩いているような寒さである。横田基地に向かうのか、空から飛行機の轟音が降ってきた。