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今日は晴れ時々曇り。今朝は上空に薄い雲が広がっていて、雲を透かすように朝日が射していた。今朝の気温は9℃で、西よりの風が吹いている。出勤のために外に出ると、空気がヒンヤリとしていて、上着を着ていても風が涼しく感じられた。上空には鳥が飛び交っていて、遠くからウグイスの鳴き声も聞こえてくる。西の空には雲を透かすように青空が顔を出していて、雲が西の方から東に流れていくのが見えた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。日野駅から乗った電車は比較的空いていたが、新宿に到着すると駅構内は通勤客で混んでいる。改札を抜けて地下道に入ると、職場に向かった。職場に到着して窓から外を見渡すと、西の空には薄い雲を透かすように青空が広がっている。地平線付近には山々のシルエットが淡く霞んで見えていて、その先に富士山が鎮座しているのが見えた。
午前中は日が昇るにしたがって、次第に雲が薄くなり、青空が濃くなってきた。日中は晴れて、上空には薄雲が西の空にかかっているものの、青空が広がった。昼間の最高気温は21℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。街路樹の新緑が眩しく、空気が爽やかに感じられた。たっぷりと降り注ぐ日射しが心地よく、乾いた風が涼しく感じられる。カラリとした陽気で、過ごしやすい陽気となった。
GWで休み癖が付いてしまったのか、やけに1日間が長く感じられる。これがあと3日も続くのかと思うと、嫌気がさしてきた。
夜、仕事を終えて机上を片付けると、職場を出た。なんだか精神的に疲れたので、気分転換にお茶をして帰ることにする。いろいろと考えるのが面倒になって、先週もお茶をしたカフェ「コメダ珈琲店 新宿ファーストウエスト店」に行くことにした。
店の入口に入ると、店員が出てきたので、1人であることを告げて、店の一番奥のカウンター席に座る。お冷やとおしぼりが運ばれてきたところで、メニューを眺めた。
先週は「シロノワール ブラックモンブラン」を食べて美味かったことも思い出し、今日は「クロネージュブラックモンブラン」を注文することにした。ところが、今日からコメダ珈琲店と竹下製菓がコラボした「クロネージュ ブラックモンブラン」が販売一時中止になったとのこと。理由は「想定を上回る販売数のため」となっているらしい。同様に「シロノワール ブラックモンブラン」も販売一時中止になっているとのことである。そこで今日は方針を転換してケーキを注文することにした。
卓上の棚の上に設置してあるコールボタンを押して、店員を呼ぶ。注文したのは「ガトーショコラ フローラルブーケ」と「ジェリコ クリームブリュレ」である。
注文を終えると、ビジネスカバンの中から文庫本を取り出した。お冷を飲みながら、本を読む。しばらくして、「ガトーショコラ フローラルブーケ」と「ジェリコ クリームブリュレ」が運ばれてきた。先週は「ジェリコ」にサービスの豆菓子が付いていなかったが、今回は豆菓子が付いている。やっぱり「ジェリコ」にも豆菓子が付くんじゃないか。先週はもらいそこねた。なんだか釈然としない気分である。
最初におしぼりで手と顔を拭くと、「ジェリコ クリームブリュレ」を飲むことにした。
「ジェリコ クリームブリュレ」は自家製コーヒージェリーに氷を浮かべたクリームブリュレのドリンクベースをあわせ、表面にホイップクリームを絞り、カラメルソースをかけた期間限定のデザートドリンクである。先日の「元祖ジェリコ」と同様、太めのストローの他、柄の長いスプーンが添えられている。
ジョッキのようなグラスにストローを挿すと、勢いよくストローを吸い込んだ。コーヒーのほろ苦さにほのかに甘い甘味が加わったコーヒージュリーと一緒にクリーミーで濃厚な甘さのクリームブリュレのドリンクベースが口の中に噴き出してくる。ベースのドリンクは卵と生クリームのまろやかさとコクが感じられ、ほどよい苦みのカラメルソースが味を引き締めていて、クリーミーな甘さが美味しい。
ストローから口を離すと、今度はスプーンでドリンクベースの表面に浮かべられたホイップクリームを掬って口に運ぶ。ミルキーな甘さのホイップクリームとカラメルソースのほどよい苦味が合わさって、リッチなフレンチ風の味わいが美味しい。
「ジェリコ クリームブリュレ」を少し楽しんだところで、続いて「ガトーショコラ フローラルブーケ」を食べることにした。
「ガトーショコラ フローラルブーケ」は明治「THE Cacao PROFESSIONALS」とコラボした濃厚チョコレートケーキで、直径8cm、高さ4cmの円柱状のチョコレート生地の上面をガナッシュでコーティングし、ホイップクリームを添えて仕上げにチョコレートソースをトッピングしたケーキである。
明治のプロのためのスペシャリティチョコレート「明治 THE Cacao PROFESSIONALS」を使用したケーキはエクアドル産のカカオマスを100%使用した、まるでブーケ(花束)のような華やかな風味が特徴というチョコレート「フローラルブーケ」を生地、ガナッシュ、ソースに使用しているとのこと。
ケーキにフォークを入れて口に運ぶ。崩れやすいチョコレート生地は歯ごたえがありながら口当たりが良く、チョコレートソースの濃厚な甘さと合わさって食べ応えのあるケーキとなっている。トッピングされたホイップクリームのミルキーな甘さにチョコレートソースが絡まって、チョコレート尽くしといったケーキはまさにチョコレートそのものを味わっているような感覚で美味しかった。
ケーキを楽しんだ後、再び「ジェリコ クリームブリュレ」を飲む。口の中のチョコの甘さがクリームブリュレのドリンクベースと合わさって喉の奥に消えていくと、その後を追いかけるようにコーヒージュリーが舌の上を滑って行く。ドリンクベースにホイップクリームが溶けて、更にクリーミーさが加わり、ミルクの甘さが口の中に広がったところで、グラスの中のドリンクがほとんど無くなった。
少し落ち着いたところで、サービスに添えられた豆菓子を食べることにした。
小袋の中には大小10個の豆菓子が入っていた。
お冷やを「ジェリコ クリームブリュレ」の入っていたグラスに注ぎ、グラスの中を綺麗に冷水で溶かしながら、少しずつ冷水を飲んだ。その合間に豆菓子を食べ、再び文庫本を読む。コメダ珈琲店の豆菓子は豆の素材の甘さにほのかな塩味が感じられて美味しい。豆菓子を食べてしまうと、「ジェリコ クリームブリュレ」の入っていたグラスの中の氷をスプーンで掬って口に含んだ。氷を舌の上で転がしながらその冷たさを楽しむ。氷が無くなると、冷水を飲み干した。
短編小説を1つ読み終えたところで帰り支度をして席を立つ。伝票を持って、店の入口脇のレジまで行き、代金を精算すると店を出た。
新宿駅から乗った中央線快速電車は混んでいた。吊革にも掴まれないくらいで、じっと車内で立っていたが、途中駅で車内が少し空いてくると、荷物を荷棚の上に載せて、吊革に掴まる。国分寺を過ぎたあたりで席に座れたので、シートに腰を下ろした。
ふと気が付くと、電車は日野駅を出発するところだった。いつの間にか寝てしまったらしい。うっかり乗り過ごしてしまった。次の豊田駅で上り電車に乗って日野駅に戻ると、電車を降りて改札を抜ける。
駅の外に出ると、上空には暗い空が広がっていて、星が瞬いているのが見える。夜風が涼しく感じられた。